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今日10月26日は、全国果樹研究連合会が制定した『柿の日』。由来は、俳人の正岡子規が明治28年の10月26日から奈良旅行に出かけ、その旅先で「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」という名句を詠んだことにちなんでいるそう。正岡子規は柿が大好物だったそうで、その他にも「カブリツク熟柿ヤ髯を汚シケリ」など、柿を詠った句が多く残っています。
朝晩など「寒いな~」と感じる日が増えてきた今日この頃。ちょっと油断した薄着で、風邪をひいちゃった!なんて人もいるのでは?
「風邪予防にはビタミンC」とはよく言われることですが、“ビタミンC=酸っぱい”イメージで、柑橘系のフルーツに豊富な印象がありますよね?いまが旬のみかんや柚子にももちろんビタミンCは多く含まれていますが、実は酸っぱいイメージとは無縁の「柿」のほうが、ビタミンCの量が多いんです!
ですから、この時期の風邪予防として、朝食に柿を加えてみましょう。皮をむいてそのまま食べてもOKですが、柿はサラダにするとまた違った美味しさが味わえるのでオススメです。
柿にはビタミンCのほかにも、アルコールを分解する働きがあるタンニンの一種「シブオール」と、「アルコールデヒドロゲナーゼ」という酵素が含まれているので、お酒を飲む前に柿を1~2個食べておくと、悪酔い防止に役立ちます。
でもなかなか「飲む前に食べる」のは難しい場合も多いですから、翌朝目覚めたら二日酔い・・・なんてこともありますよね。そんなときはムカムカしていても飲みやすい、柿入りのドリンクがイイですよ!体内に残っているアルコールを分解して、気分の悪い状態から早めの復活が期待できます。
柿が楽しめるシーズンはあまり長くありませんから、旬を味わう“朝柿”スタイル、ぜひ明日からお試しあれ! (TEXT:大河原裕美)
参考文献:「もっとからだにおいしい野菜の便利帳」(高橋書店)
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