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汚れ落としに便利で掃除に重宝する重曹。日常生活で役立つ場面は掃除だけでしょうか?いえいえ、そんなことはありません。重曹の特徴を知れば料理にも役立っちゃいます。これであなたも重曹マスター♪
スーパーでも大きな袋に入って安く売られている重曹ですが、そもそも重曹ってなんなんでしょう?
重曹とは、重炭酸曹達(ソーダ)の略。ソーダ水の原料でもあるため、なめるとシュワっとするんですよ。また、加熱されると二酸化炭素を発生することからパンや焼き菓子をふっくらさせる効果もあります。ちなみに似たものに、ベーキングパウダーがありますが、こちらはベーキングソーダ、つまりは重曹を主成分として炭酸ガスの発生率を上げたものになります。
スーパーで見かける重曹以外にも、ホームセンターなどに置いてあるもっと安い工業用の重曹があります。これらの違いってなんなんでしょう?食べられる、食べられないの違い?
答えは意外と単純です。これらの違いは精製度の違いです。より詳しくまとめてみると・・・
【工業用重曹】
もっとも目が粗く、溶けにくい性質のため、磨きや油汚れを落とす用途(掃除用)に適しています。あまり食用には適していません。
【食用重曹】
一番よく使われている重曹です。膨張作用からパンやケーキに使われ、山菜のアク抜きなどにも使われています。柔らかい研磨作用があるので、歯磨きにも適しているとか!
純度と粗さが違うだけで用途が違うのも面白いですね。この2つ以外にも、純度も値段も一番高い医療用重曹があります。
中華麺をつくるときに必須となるナトリウム水(冠水)を重曹からつくることで、どんな麺でも中華麺にできちゃうんです。これでいつでもラーメンが自宅で食べられますね。
重曹の魅力が伝わったでしょうか。今日から重曹を取り入れて快適ライフを送りましょう♪(TEXT:柏井カフカ/ライツ)
参考資料:『重曹使いこなしアイデア212』(双葉社スーパームック)
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