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暑気払い・夏バテ予防と聞いて、真っ先にイメージするのは「うなぎ」ではないでしょうか。今や、土用の丑の日に栄養満点の「うなぎ」を食べるのは全国各地で定番となっていますね。ところで、同様の習慣がお隣の国・韓国にもあるのをご存知ですか?
伏日(ポンナル)とは、韓国で暑気払いのために滋養になる食べ物を食べる日のこと。ポンナルは毎年最も暑い時期である7月~8月にかけて3日あり、それぞれ初伏(チョポッ)・中伏(チュンポッ)・末伏(マルポッ)と呼びます。この3度のポンナルに食べる代表的な食事が参鶏湯(サムゲタン)なのです。
サムゲタンは生後3~4カ月の若鶏の腹に、もち米、高麗人参、ナツメ、にんにく、栗などを詰めて長時間煮込んだもの。韓国料理の根底には、良い食べ物は体にとって薬となるという「薬食同源」の考えがあります。漢方にも使われるような食材を多く使ったサムゲタンは、それだけで栄養豊富で滋養強壮に効く食事です。2014年のボンナルは、初伏は7月18日、中伏が7月28日、末伏が8月7日。是非、当日はサムゲタンのような栄養たっぷりの食事をいただきたいものですね。
若鶏1羽用意して作るサムゲタンを自宅で実践してみようというのは、少し大変ですよね。そこで今回は、手羽元や手羽先を使って簡単に作れるサムゲタンのレシピをご紹介します。
いかがでしたか?ちゃんと作ると、手間も時間もかかってしまいますが、アイデア次第で短時間かつ簡単に作ることも充分可能です。さてさて、今年の夏は伏日(ポンナル)にサムゲタンで夏バテ知らずといきましょう!(TEXT:中本タカシ/ライツ)
参考資料:『韓国のおいしい食卓』(PARCO出版)
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