この夏話題のドラマ「HERO」(フジテレビ系)。木村拓哉さんと北川景子さんの新コンビもすっかりおなじみになりましたね。このシリーズの名脇役の1人、「あるよ」でおなじみのマスターが店で出したメニューを『月刊TVガイド』メンバーが再現してみました!
月9ドラマ「HERO」に登場する、久利生(木村拓哉)行きつけのバー「St.George’s Tavern」。そのマスター(田中要次)は、無茶ぶりなメニューから涙を拭くハンカチまで「あるよ」の一言で差し出してくれる、「HERO」シリーズの名脇役です。
現在発売中の『月刊TVガイド』10月号の「HERO」特集では、ドラマのフードコーディネートを担当されている住川啓子さんに取材! 第1話に登場した「ずくずく」のほか、第2話で千佳(北川景子)が夜中にがっついた「カツ丼」、第5話で川尻(松重豊)にふるまわれた「フォー」のレシピを紹介しています。早速その中から、クックパッド公式キッチンをもつTVガイドメンバーが「ずくずく」と「フォー」を作ってみました!
城西支部に復帰した久利生が、長野土産としてマスターに手渡した「ずくずく」。これに「くまごろし」という幻の酒が合うんだけど…と言う久利生に、お約束の「あるよ」でマスターが酒とともに振る舞っていました。
作り方は、細かく切った牛肉、えのきだけ、生姜を、しょう油と酒で味付けしただし汁で煮込み、寒天を煮溶かします。黒豆、いんげんを敷き詰めた型に流して冷やし固め、野沢菜で包んで切り分ければ完成。
野沢菜で包んでから切るのが大変で、切った後から包んでしまいましたが、なんとか見た目も美しく仕上がりました。実はこの「ずくずく」と「くまごろし」、マスター役・田中要次さんのブログによると、住川さんが考案したオリジナルとのこと! 切り口も楽しく、だしと野沢菜が利いていて、まさに日本酒と一緒に味わいたい一品。ホームパーティーのおもてなしにもオススメです。
ドラマ第5話で、目撃者の証言が取れなくて落ち込む川尻部長に、千佳がなぜか強く勧めたフォー。住川さんに教わったレシピは、鶏がらスープをベースに、ヌクマム、ニラ、コリアンダーなどを使った本格的な味でした。そこにそっと載せられた星型のニンジン。記者の家には抜き型がなく、包丁で浅く浅く刃を入れながら何とか星型に切ったのですが、このひと手間のおかげで、手作り感たっぷりのあったかいメニューに見えるから不思議。ごついマスターが背中を丸めてニンジンの型を抜いている姿を想像するだけでニヤリとしてしまいます。
詳しいレシピは現在発売中の「月刊TVガイド 10月号」37ページに掲載しています。ぜひマスターのレシピに挑戦してみてください! 食卓に並べる時は「あるよ」の一言もお忘れなく。