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ズッキーニで食中毒症状が。苦みのあるウリ科植物には注意しよう

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9月17日岡山県内でズッキーニを食べた男女14人が下痢や腹痛の食中毒症状を訴えていたというニュースが報道されました。ズッキーニといえば人気食材。いったいこの食中毒の原因になった成分はどんなものなのでしょう?クックパッド管理栄養士にきいてみました!

ウリ科の植物に含まれる有害物質「ククルビタシン」

今回、この食中毒の原因になったのは「ククルビタシン」という成分。ズッキーニだけでなく、きゅうり、南瓜、ヘチマ、夕顔、冬瓜、メロン、スイカなど「ウリ科」の植物のヘタに近い部分に含まれているものです。通常その含有量は少ないため毒性はないのですが、まれに含有量が多く苦みや渋みが強いものがあり、この苦みや渋み成分こそが今回食中毒の原因になった「ククルビタシン」。この成分の含有量の多いものをたまたま食べてしまうと食中毒症状が発症してしまいます。 ちなみに同じウリ科で苦みと言えばゴーヤですが、ゴーヤの苦み成分は「モモルデシン」という成分で毒性はありませんので心配はいりません。

食べるとどうなる?

通常きゅうりやズッキーニを食べて「苦い」「渋い」と感じる事はほとんどないと思いますが、この成分はとにかく苦みや渋みが強く、その苦さはゴーヤ以上とも言われています。飲み込まずに吐き出してもしばらくは唇や口の中がしびれたような状態になるとの報告も。苦い、渋いと感じながらも食べてしまった場合、腹痛や下痢、嘔吐、手足のしびれなどの中毒症状を起こす事が報告されています。もし、このような症状がある場合は自己判断せずに病院へ行きましょう。

家庭でできる対策法

これらのウリ科の植物を調理する際は、切るときにひと口味見をして、通常にはない苦みや渋みを感じたら調理せずに破棄しましょう。ヘタに近い部分に多く含まれているとはいえ、それ以外も食べないほうがよいようです。もったいないと思わずに安全のために破棄することが得策です。外食などで提供された料理の中でも、苦みや渋みを感じたら食べずにお店の方に報告を。細菌性の食中毒とは異なり、しっかり加熱をしてもこの成分の有毒性は変わりません。対策は苦いと思ったら食べない、これに尽きます。

こういう話を耳にすると、きゅうりやズッキーニを食べる事自体を怖がって敬遠しがちですが、味見をして苦みのないものであれば、もちろん毒性はなく食べることができます。そろそろ夏野菜の旬も終わりに近づいていますが、残り少ない旬の恵みを楽しんでください。

クックパッド編集部

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