「もうかざめ」って知っていますか?最近スタッフKの近隣スーパーでみかけるようになった「もうかざめ」。一番気になるのがその値段。周りの鮮魚の中でも100円以上に開きがあるほどお手頃価格だったんです。名前も最近知ったし、食べたこともなかったけれど、これだけ安いのならば挑戦してみたい!ということで編集部で「もうかざめ」を調べてみることにしました。
水揚げ量は他のサメ同様、宮城県の気仙沼が全国の8割を占めていました。今回初めて食べるもうかざめですが、栃木県出身のスタッフYは「モロ」の愛称で小さい頃からなじみのある食材だったそう。どうやら地域によって認知度に差がありそうです。
調べてみて、びっくりしたのはもうかざめのヒレはフカヒレとして利用されているとのことでした。身は手頃な価格で販売されているだけにびっくり。高タンパクでコラーゲンが豊富だそうですよ。
近所のスーパーでもうかざめを購入。少し白がかったピンクの色味をしています。なんと100g97円というお手頃価格でゲットできました。魚なのに、この価格!これはもう魚界の鶏胸肉と言えそうですね。
せっかく初めて買った食材なので、今回は二つの調理法で食べてみることにしました。
クックパッドで発見したもうかざめの味噌煮レシピを実践。
調理法はシンプルで身を味噌味のタレで煮ていきます。 食べてみると、身が締まっていて、筋肉質でしっかりした歯ごたえ。さかなで例えるならカジキみたいな食感です。味がしっとりと淡白なので、これは確かに味噌タレなどの濃い味との相性が抜群!
今度は衣をつけて高温で揚げてみました。 完成した竜田揚げがこちら。さて、お味はどうでしょう? ん!竜田揚げ、ジューシーで美味しい。確かに一口かじって断面をみてみると縦に線が入っているほど相変わらず繊維質。ですが、揚げた方がふわふわ感がありました。 マグロの竜田揚げに味はそっくり。個人的に揚げ物との方が相性が良いように感じました。
魚が食べたいけど、やっぱり高くて鶏肉や豚肉を選んでしまう…。脂っぽい魚よりも淡白でさっぱりした魚が食べたい!そんな時におススメがもうかざめです。100g100円を切る値段で魚が食べられるのでぜひ挑戦してみてください!
参考図書: 『食材健康大辞典』(時事通信社)