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いよいよ開催まで半年を切った2014年ワールドカップブラジル大会。先日、日本代表の1次リーグの対戦相手がコートジボワール・ギリシャ・コロンビアに決定。いずれの国も世界ランクでは日本より格上なものの、優勝経験のある超強豪は不在で日本にはラッキー(?)ともいえる組み合わせとなったようです。 「敵を知るには食」からということで対戦国の料理の情報をシリーズでお届けします。第1弾は、3戦目の相手・コロンビアの料理です!!
コロンビアは、南米大陸の北西部に位置する国です。南東の国境は開催国ブラジルに接し、北はカリブ海、西は大西洋に面しています。首都はボゴダ、公用語はスペイン語で、人口はラテンアメリカではブラジル、メキシコに次ぐ第3位の4500万人となっています。気候は赤道上に位置するため基本的には熱帯ですが、海沿いやアンデス山脈の高度によってさまざまです。
代表的な特産品は、コーヒーやジャガイモ。また、世界一のエメラルド産出国としても有名です。かつては治安の悪さが指摘されていましたが、最近では豊富な大自然や多様な文化・芸術遺産、そして黄金卿エルドラド伝説の舞台として観光地としても人気が出てきています。
コロンビア代表チームは、W杯には4大会ぶりの出場ながらも、難敵揃いの南米予選を2位で通過しました。世界ランクは、最近3年で48位から4位まで急上昇!技術に優れた選手が多く、攻守にバランスのとれた成長著しいチームです。
注目選手は、共にフランスリーグ・モナコに所属するエースFW・ファルカオ選手とMF・ロドリゲス選手。日本代表の長友選手が所属するセリエA・インテルの同僚であるグアリン選手も侮れない存在です。
1次リーグでは一番の強敵と予想されるコロンビア。なおかつ、日本代表はW杯で未だ南米のチームに勝利したことがありません。対戦するのは3戦目なので、それまでに決勝トーナメント進出を決めておきたいですね。
コロンビアの料理には、もともとの先住民の文化に加えて、植民地時代に移り住んだスペイン人・アフリカ人の文化が大きく影響しています。具体的には先住民が根菜とフルーツ、スペイン人が肉とスパイス、アフリカ人が揚げ物とスイーツをそれぞれ持ち込み、これらが混ざり合って独自の食文化が構築されています。代表的な3つの伝統料理ご紹介します!
「鶏肉入りご飯」という名のコロンビアで最もポピュラーな家庭料理です。コロンビアの他、スペインやラテンアメリカの国々でも親しまれています。鶏肉の代わりに牛肉や魚介類を使ったり、スパイスにクミンやコリアンダーを加えたりと家庭によってさまざまアレンジを楽しんでいるようです。
ジャガイモをとろけるまで煮込み、鶏肉やとうもろこしを加えて作るアヒアコ。本場コロンビアでは、「メークイン」「男爵」じゃがいもの原種「アンデス」の3種を贅沢に使うそうです。
トウモロコシの粉で生地を作るエンパナーダ。コロンビアでは朝も昼も夜も食べることがあるという国民食です。具材は挽肉やミートソースなどさまざま。サルサソースで頂くのが通なようです。
いかがでしたか?全部食べるとしたら、すごいボリュームになりそうですね。
コロンビアとの対戦は、2014年6月25日午前5時(日本時間)です。がんばれ!ニッポン!!
(TEXT:中本タカシ/ライツ)
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