料理酒と清酒(日本酒)の違い

どちらも料理レシピ材料欄の「酒」として利用できますが、うまみ成分や塩味などが異なります。特に清酒を料理酒で代用する場合には塩加減の調整が必要になるため注意します。

うまみの強さに違い

料理酒は料理にコクや旨味を加えるため、酸味や雑味がそのまま残っています。一方清酒(=日本酒)は米、麹、水を主な原料とし、飲用を目的に余分な酸味・雑味をおさえて作られています。飲用の清酒でおさえた雑味の中には、調理には有効なうまみ成分も多く含まれているため、料理酒のほうがコクやうまみが強い場合もあります。

料理酒には塩が加えられている

市販されている料理酒については、酒としての飲用を避けるため、多くの場合多量の塩が加えられています。一度少量を舐めてみると料理酒の塩加減が確認できますが、塩分が気になる場合には無塩タイプの料理酒も販売されています。

レシピの酒が清酒を指す場合は、料理酒を利用すると塩辛くなってしまう場合もあるため、使用する分量に注意します。

料理酒は加塩されているものが多い

参考:宝酒造「知ってトクする!「料理酒」のいろいろ」(http://takara-ryorishu.com/about/index.htm)