キャンサーリボンズ編
著者:三輪教子、村岡奈弥、丹羽真清、岩田加壽子、岡山慶子
発刊:2015年5月7日
価格:1,600円(+消費税)
判型: A5判並製
頁数:144 頁(カラー112頁)
ISBN 978-4-907083-25-0 C2077

キャベツのスープ ポトフ 牛肉胡椒風味
乳がん患者の声から生まれた、初めてのレシピ本

乳がんと食に関する最新の基礎知識も満載!

・本書は、いままさに治療中の方、治療が一段落した方、家族が乳がんと診断された方、乳がんが心配な方、そんなみなさまからのアンケートをもとに、医療と食の専門家チームが書き下ろした一冊です。
・レシピ60 品は、治療中のからだに配慮し、誰でもかんたんに作れる料理を厳選。体調の悪いときは「手抜き」の裏技も。また、どんな野菜やスパイスを選べばもっと活力が得られるか、その「秘訣」をマイスターが紹介。
・基礎知識編では、医師をはじめ第一線で活躍する医療と食の専門家が、治療に役立つ最新情報を寄せています。

目次
Part 1 乳がんの人のための日常レシピ
◎かんたん&からだがよろこぶレシピ60
スープ/小鉢・サラダ/肉と魚/ご飯と麺/デザート
コラム:だしのとり方、便利な作りおき、肉の上手な焼き方、調味料の選び方ほか
◎野菜のチカラを活かす食べ方
野菜の選び方・食べ方/スパイスの話
Part 2 乳がんと食の基礎知識
乳がん患者の食事十か条/がん病態栄養専門管理士栄養士制度
キャンサーリボンズの理念/アンケート結果ほか

本書より
「乳がんの人の意見もたくさん聞き、考えて作られた本書は、作る人から大切な人への心が伝わるレシピです」
中村清吾(昭和大学医学部乳腺外科教授、日本乳癌学会理事長、キャンサーリボンズ理事長)
「乳がんリスクを軽減する食材や調理を」中村丁次(神奈川県立保健福祉大学学長、日本栄養学教育学会理事長)
「幸せホルモンが心身にやすらぎをもたらし、免疫力を高める」服部幸應(服部栄養専門学校 理事長・校長)
「食べて治す、食べて癒す」東口髙志(藤田保健衛生大学医学部外科教授、日本静脈経腸栄養学会理事長)
「おすすめレシピを旬の食材で楽しく作り、おいしく食べるのがコツ」福田 護(聖マリアンナ医科大学ブレスト&イメージセンター院長)
「放射線治療には、おいしく食べやすい食事を工夫することが大切」竹田 寛(桑名市総合医療センター理事長、三重県乳がん検診ネットワーク理事長)

著者プロフィール
三輪教子 Noriko Miwa
兵庫県西脇市立西脇病院乳腺外科部長、昭和大学病院乳腺外科特別研究員、乳がん患者会「はなみずきの会」代表世話人。MDアンダーソンがんセンターでの研修後、チーム医療に関わる。患者と医療者、臨床と基礎研究の橋渡しを使命と考え活動。国内外の学会発表・論文多数。

村岡奈弥 Naya Muraoka
料理研究家。日本中医食養学会理事。フランス留学、三ツ星レストランでの研修帰国後、料理教室「エミーズ」にてチーフを務める。国立北京中医薬大学日本分校で「国際中医師」の資格取得。フランス料理と薬膳を融合し、見た目に美しくからだにやさしい料理をひろめる。著書多数。

丹羽真清 Masumi Niwa
デリカフーズ株式会社・デザイナーフーズ株式会社代表取締役社長。野菜ビジネスで日本の医療費削減に貢献したいと考え、外食産業が「食の病院」に、量販店が「食の薬局」になるための情報提供、企画提案、商品開発を行う。著書に『おいしいものは体にいい』。

岩田加壽子 Kazuko Iwata
三重大学医学部附属病院病院長顧問。管理栄養士として臨床や研究の一方で、「治療食をおいしく食べる」をモットーに、院内グルメディカルスタジオの新設、レストランやツアー企画に携わる。著書に『C型肝炎・脂肪性肝炎(NASH )鉄制限療法で肝臓をまもる』など。

岡山慶子 Keiko Okayama
NPO法人キャンサーリボンズ副理事長。1986年に株式会社朝日エルを設立し、女性の健康や持続可能な社会などをテーマに、社会貢献型ビジネスの実践に取り組む。2000年に4人の医師とピンクリボンを日本に導入し成功に導く。『ピンクリボン咲いた!』ほか著書多数。