今日の珍しいお客さん。
まずはご主人が電話をかけてきた。
自分でケーキデコレーションをしようとしたのだが、赤いアイシングが作れないと。かなりご立腹の様子。
これをどうにかしてくれという注文。
でもね、気持ちはわかるんだ。
赤って、アイシングで一番出すのが難しい色なのね。
いくら着色料を入れてもコーラルピンクにしかならず、着色料のせいで、アイシングがどんどんゆるくなっていっちゃう。
うちの超・ケチな会社でもそこだけはわかってくれてるのか、赤のアイシングは、バタークリームでもホイップクリームでもすでに色つきのものを注文してくれている。
自宅では出すのが不可能な色なんだよね。(←もちろん経験済み・・・)
そしてやってきたお客様。
あー、あの人か。
先週、うちの一番大きいフルシートサイズのケーキボックスとケーキボードをもらいに来た人だ。
ボックス類って本当はあげたり売ったりできないものなんだけど、(カミサリーの備品ということにカウントされているので)、マネージャーのリチャード君と押し問答の末、箱とボードを手にいれて帰ってたっけ。
くだんの箱の中には自分で焼いたらしいカップケーキがびっしり隙間なく入っていた。カウントしてみると70個。
まんなかを真っ赤なカップケーキケーキにして、彼女自前のおもちゃを載せるスペースを残しながら青でメッセージを書き、残りの24個は赤と青のカップケーキにしてまわりを囲む、という注文。
いつもだったら、ぜんぜん難しくはない注文。
でも、いかんせん、今日は土曜日。
注文ケーキが山積み=ケーキデコレーターにとって、一番忙しい日なんだよ~。
お客さん持込のカップケーキ70個をデコレーションするのにいくらチャージしたらいいか、今週いっぱい休暇中のリチャード君と携帯で相談する。
カップケーキ70個というとかなりの量のアイシングを使うので、大負けに負けて$25で、というリチャード君の言葉を伝えると、お客さんは大不満。
高すぎると・・・。
手間賃のことも考えてくれないかなあ。
必死で作業していると、何度も彼女から呼び出される。
*「やっぱり、メッセージにもう一言付け加えたい。」
「いいですよ♪」
*「今、思いついたんだけど、周りを囲むカップケーキひとつひとつにトランスフォーマーのキャラクターの顔を描くのはどうかしら?」
「(勘弁してくれよ・・と思いつつ)あー、それだとカスタム料金になっちゃうので、料金上乗せになっちゃいますが、かまいませんか?」
「$25でも高すぎるのに!?なんとかならないの!?(←かなりご立腹)」
「私の一存ではどうにもできないので、マネージャーとお話して交渉されますか?」
「だったらいいわよ!まったく、こんなにお金がかかるとは思わなかったわ・・・ぶつぶつ」
そんなわけで、大忙しで仕上げたカップケーキ70個。
ご自宅デコレーターの皆様、赤のアイシングは鬼門ですよ。
ちなみに次に難しいのは黒かな。
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