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ただいまです・・

2009年10月20日 (火)
 
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思ったよりも早くクックに戻ることができました!


この数ヶ月なにをしていたのか、正しく書き表すことはとても難しい。ごく簡単に書いてしまえば、6月いっぱいで仕事を辞め、受験勉強をし、大学に合格した、ということ。だけど、たったこれだけのことに、まるで1年以上も時間が経ったみたいに、たくさんのものが詰まっている。

6月で退職したときには、不愉快な思いをたくさんした。契約上のトラブルが原因であり、私の退職を望んだのは、厚生労働省と、私の顔も知らない人事部の人であって、決して私が希望したことではなかったのだ。
急に辞めなければならなくなり、職場のスタッフたちや患者さんに告げることができたのは、残り1週間を切った頃。みんなが驚いたり、泣いてくれたり、私の代わりに怒ってくれたりした。

けれども、どうしても1人だけ、お別れを言うことのできない患者さんがいた。容態があまりよくなくて、言うタイミングがなかなかなかったから。退職後、容態が落ち着いたら改めてお見舞いに来よう、と思っていた矢先、退職の1日前に、けれどもその方は、急に亡くなってしまった。
彼に隠し事をしていたことが、そしてお別れを言えなかったことが悔やまれるけれども、天国で、「なぁんだ、お前が辞めることなんて、とっくに気がついてたよ」なんて、いつものぶっきらぼうな口調で、でも目だけは優しく笑って、言ってくれるかもしれない。

親しい人に隠し事をしてしまったり、人の嫌な面を見てしまったり、とても嫌な思いをした数ヶ月だったけれど、これら一連のできごとは、私には必要なことだった。かねてから考えていたことを実行できるきっかけとなったから・・。

それは、看護師になること。

非常に専門性の高い職場だから、病院で働くことを決めてから、なんらかの資格をとりたいとは思っていた。様々な職種の人たちを見たけれど、いちばん共感したのは、病棟の看護師たちの熱意、患者さんから生きる力を引き出してゆく姿だった。
でも、自分にできるだろうか?そんな資質があるだろうか?と思い悩むこと、数年・・。本当に、呆れるほど行動力のかけらもない私の背中を押してくれたのが、まさか「退職」という冷たい2文字だったとは、思いがけないラッキーなことだった。

当初は、経済的な理由で専門学校を受験するつもりだったけれど、いろんな人たちと話をするうち、どうしても大学に行きたくなった。私の目指す看護を実現するためには、やはり、看護学を深く学ぶことが必要なのだ。
だめもとで・・と、2ヶ月間の集中的な詰め込み。お金には替えられないと、高校生に混じって、予備校の授業に出てみたりもした。参考書をやまほど買って、片っ端から手をつけていった。こんなに勉強したのは、たぶん、大学の卒業論文以来。

10月1日、合格を知ったときには、喜びよりも「おかしいな。受かっているはずがないんだけど・・」という戸惑いの方が大きかった。学科試験は、笑えるくらいできなかったのに・・。
入学手続きをして、入学通知書が届いて初めて、嬉しさがじんわりと広がった。そして、この合格が1人で得たものではないということが、なによりも嬉しかった。看護師を目指すことを喜んでくれた人、励ましてくれた人、受験することを知らないのに励ましてくれた人、勉強を教えてくれた先生、情報をくれた人、一緒に勉強してくれた人、ここには書ききれないくらいたくさんの人たちの優しい気持ちが、この合格を実現させてくれたのだから。

人とのつながりは、人生を豊かにしてくれる。私が看護師を志す理由も、そこにある。この夏は、私にとって忘れられないものとなる。