Date_add MYニュースで購読 (読者10人)

たくましい背中

2009年11月3日 (火)
 
写真
前職は、知的障害者の授産施設の指導員でした。
たった一年でリタイアして、現場を離れて3年になります。

今日、ちょっとした偶然から前の職場に顔を出しました。
職員と会う機会はありましたが、利用者と顔を会わすのは数年ぶり・・。
「ヤマタニさんだー!」と大きい声が飛び交い、忘れっぽいはずの彼らが大きい笑顔で迎えてくれました。
在職当時、毎日私にちびまるこちゃんの絵をせがんでいた利用者も、あのときと変わらず「ヤマタニさんちびまるこちゃん描く?」「血液検査、痛い?(←注射大嫌い)」
コミュニケーションが難しい彼らの心の片隅にまだ自分がいたことが、「変わってないなー」ということがとても嬉しく感じました。

一通りの大騒ぎを終えて(笑)施設のお祭りにむけてダンスの最終練習を見学。
その、みんなの嬉しそうな姿・・。

私の在職時は施設自体が始まった年で、毎日まわすのに精一杯で。利用者を楽しませるという余裕すらありませんでした。
それが、これだけの人数が2時間もの間、飽きずに楽しそうに、先生をしっかり見て、音楽をちゃんと聴いて踊ってる・・。
「変わってない」なんて大嘘で、私が思っていたよりずっと成長していました。
そのたくましい後姿を見ていたら、思わず涙がほろり・・(。≧Д≦)

さらに私が担当していた40代の男性利用者が、仕事についてこれまた嬉しそうに話してくれました。
もともと言葉が出にくく、声を出すのにつまってしまう人だったのですが、年を重ねて前より発語しにくくなっているのか、私を相手に緊張しているのか以前よりしゃべりにくそうで・・でも、目はきらきらしてました。

「パンの釜にね、パン入れて8分って押すんだよ。それで焼けてなかったら今度は1分」
やま;「すごいね頑張ってるね。今度パン焼いてるところ見に来るね」

そしたら、出にくい言葉を一生懸命しぼりだして
「・・・・そのときは・・・・・焼きたてを・・・」

・・・・(T□T) (T□T) (T□T)


年をとると涙腺がゆるくなるとか聞きますが、嘘じゃないなーと感じる最近です。

こんなに頑張ってるのに、あのとき手を離してごめんね。
みんな、ずっとずっとかっこよくなったね。
なんでここに私がいないんだろう?
感動と罪悪感でもう、かなりお腹いっぱいです・・。