紫立ち

2009年11月7日 (土)
 
写真
今日、土曜日は、K(2歳10ヶ月)がとにかく手に負えなくて大変な一日になった。いや、考えてみれば昨日の夜も大荒れ。ああ、そうだった、2歳なんだった、これが世に言う反抗期か、と今さらながら思い出した。何度か爆発寸前まで追い詰められたので、写真だけは可愛いのを選んでみた(笑)。

やんちゃぶりを思い出しただけで腹が立ちそうなので、楽しいエピソードを思い出して気を紛らわそう。

昨日、いろいろな色が出てくる絵本を一緒に見ていて、「これは赤」、「これは青」、などと言いながらページをめくり、紫のページで「これはむらさき」と言ったら、突然立ち上がり、そーっとそーっと歩き回りながら、「これ、むらさき?」と聞く。あっはっは。それは「つまさき(立ち)」。ギャグだったら下手で笑えないけど、本気だから笑える。

一方のドイツ語はものすごい進歩を遂げている。なんと、間接文が正しく作れるようになった。「これ、どうして汚れてるの?」と聞くときは Warum ist das dreckig ? という形だが、「これ、どうして汚れてるか知ってる?」と聞くときは Weißt Du, warum das dreckig ist ? と、直接文では前の方にあった ist という動詞を文の一番後ろに置かなければならない。これが完璧にできていたのでびっくりだ。こういう文法的な詳細は、相棒Aよりも外国人の私の方が敏感に察知する。Aは普通に聞き流すが、私はいちいち「おーっ、すごい構文!」と感心してしまう。

関係ない話だが、昨日、保育グループ近くの道を歩いていたときのこと。ヨーロッパの各都市には、ホームレスなど、困っている人たちが道端で売る新聞がある。内容は、弱者の立場から見た政治・社会関係の記事が多い。ウィーンで売られている新聞は、2ユーロで、売っている人の儲けはそのうち1ユーロ。私は、保育グループにKを送り届けた後、先日買った室内履きを靴屋に返品しに行き、またバス停へ戻るところだったため、目抜き通りの角に立っていたその新聞の売り子さんの前を2回通ることになった。通りかかる人たちにとても愛想よく挨拶をしている、松葉杖をついたおじさんだったので、2度目に通ったときに新聞を買ってあげた。手袋を外し、ポケットから財布を出して2ユーロ渡し、新聞を受け取って縦に半分に折って脇に挟みながら歩き出すと、しばらくして横を通りかかった車がクラクションを鳴らした。それとほぼ同時に、向こうから歩いてくる年配の女性が私に身振り手振りでサインを送っている。はっとして振り向くと、手袋を片方、道に落としたのだ。そんなの、日本だったら当たり前かも知れないけど、手袋を落とした途端に車に乗っている人と歩いている人が知らせてくれるなんて、私たちが住んでいる16区ではありえないな、などと思って感激した。

夕飯は、昨日も今日もたこ焼き。昨日の夜、Kが疲れて大荒れだったのでゆっくり食べることができず、材料が半分以上余ってしまったため。とてもおいしかったが、どうしてもタコが硬くなっちゃうんだよな~。冷凍の生タコを戻してさっと茹でてから使うのだが、茹でる時間を短くしても柔らかく仕上がらない。なんでだろ。