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夏休み

2010年8月13日 (金)
 
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8月から夏休みに入り、4ヶ月ぶりのCook。4月の日記を読み返して、苦笑いしてしまう。あれから少しは成長しただろうか。

平日はしっかり勉強して、土日はアルバイトと、好きなことをやろう!と思っていたが、看護学生はそんな甘いものじゃぁなかった。試験と実習とレポートとグループワークに追われ、一時期は睡眠時間を3時間にまで減らしてみたりもした。けれども体調を崩し、大変なときこそしっかり寝なければ、と思い直したのが、5月の終わり。 アルバイトも1ヶ月お休みさせて頂き、迷惑をかけてしまった。
あのときが、いちばん辛かったかなぁ。自分がダメ人間のように思えて仕方なかった。周りの人たちがみんな、頭がよくて、きれいで、お金があるように見えて、とてもこの中で、この先やっていかれないと思った。毎日、退学届をもらおうかどうしようかと、学生課の前をうろうろとしていた。

そんなときに救いとなったいくつかのこと。
1つは、奨学金の申請にあたって課された課題文。

 他人(ひと)の邪曲(よこしま)を観るなかれ

 他人(ひと)のこれを作(な)し
 かれを作(な)さざるを観るなかれ

 ただおのれの
 何を作(な)し
 何を作(な)さざりしを想うべし

仏教の経典の一つらしい。宗教は嫌いだけれど、ただ他人を羨むだけだった私には、心に沁みわたる一文だった。
他人を羨ましいと思う前に、私には、できていないことが山ほどあった。限られた時間の中で、もっと効率よく勉強する方法を考えなければいけなかったし、体調管理もきちんとして、もっと授業に集中できるようにしなければいけなかった。自分が忙しいことにかまけて、家族のこともほったらかしだった。他人と比べる前に、もっと自分にできることをきちんとできるようにしなければいけないと、気づかされた。

もう1つが、尊敬する先生の過去の話を偶然に知ってしまったこと。
その先生は、私にとっては現代のナイチンゲールのような存在で、常に冷静沈着で、論理的で明快で、情熱とユーモアがあって、鋭い観察力と細やかな気配りをもち、いつも黒のスーツをびしっと着こなしている素敵な女性だ。
ナースになるために生まれてきたような先生なのに、一度は「こんな仕事!」と思ってナースを辞めたことがあるのだそうだ。その後、あることをきっかけに、自分がいかに患者さんをきちんと看ていなかったのかということに気がついて、それまで関わったすべての患者さんに土下座して謝りたい気持ちになったという。
難なく飄々とこなしているように見えても、そこに至るまでには様々な努力と思いがある。この先生ですらが、こんな180度の転換を経験しているのかと思ったら、自分ももっともっと頑張れるような気がした。

写真は、今年の富士登山での1枚(友達が撮影したもの)。私は富士山の景色を観るより、富士山から景色を観る方が好きだ。
今年は体力に自信がなくて、無事に踏破できたら、後期も休学せずにがんばれるかも・・と弱気で行ったら、あっさり登れてしまった。かつてないハイスピードで戻ってこれたので、なんだか、拍子抜け。それと同時に、肩の力も抜けたようだ。私は、私の考える看護を目指せばいい。周りにどんなにすごい人がたくさんいても、私は、私のできることを、1つ1つやっていけばいいのだと思う。