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リアリティ

2010年8月20日 (金)
 

 リアリティたっぷりな、夢の話。


 夫に、「別れたい。」と告げられた。
 理由は、他に交際している女性がいるから。

 夫曰く、彼女は病弱で、夫がいないとだめになってしまうタイプの女性らしい。
 本気で交際していたわけじゃないし、わたしのことを嫌いになったわけでもないけど、彼女にここまで思わせるほど深い関係になってしまった自分が悪い。だから、彼女とは別れられない。
 そう、告げられた。

 そのとき、なぜか彼女の顔が浮かんでくるんだけど、それが、夫の元彼女の顔なわけ。
 病弱という設定まで一緒だった。
 わたしが、そんなの嫌だ、嫌いになっていないのに別れる理由なんてない、とすがると、夫は、
「彼女は僕と生活するために、仕事を辞めたんだ。
 だから、彼女と暮らさない訳にいかないんだ。」
と。
「じゃあ、わたしも仕事を辞める。」
と涙ながらに言っても、夫は冷たい顔でただわたしを見るだけ。

 翌朝(夢の中のね)、仕事に向う道すがら、わたしは色々なことを考えた。
 夫にわがままを言わなければよかった。
 夫が子供が欲しいというならすぐ産んでおけばよかった。仕事を理由に先延ばしにするんじゃなかった。
 このまま別れないとつっぱねれば、戸籍上は夫婦でいられる。
 でも、夫はわたしを嫌いになっていないと言っていたけど、それでも彼女を選ぶというのは、やっぱりわたしへの愛情がなくなったのだ。嫌いになっていない、なんてその場しのぎの甘い嘘だ。そんな言葉を信じるなんてわたしもバカだ。
 追いすがっても仕方ないのか。


 ええ、もう、リアリティたっぷりでしたがな。。


 翌朝(現実のね)の寝ざめといったら、まあ悪いこと悪いこと。
 不倫相手が元彼女の顔で、病弱という設定まで一緒なあたり、リアルすぎる。
 しかも、また、わたしが夢の中で考えていることの具体的なこと!!
 普段から、男女の紛争にかかわることをしょっちゅう仕事にしてるから、こういうリアリティたっぷりな夢を見るんだわ。
 次の日一日、本当に夫に嫌われているんじゃないかと、無駄にびくびくしてしまいまいした。

 こんな夢を見たきっかけは、分かっている。
 両親である。
 つい先日、母からメールがあって、また両親が揉めているらしい。
 母は、具体的なことを何も言わなかったけど、だからこそ、相当大きく揉めているんだってことは分かる。
 小さいことなら、いつもすぐに愚痴るのに、大きなことになると、わたしに心配かけまいと言わないから。
 何も言わないということが、物事の大きさを示しているのだ。

 正直、あんまり両親には揉めないでほしい。
 夫婦として終わっているのはよく分かってるけどね。
 でも、もう今更、このまま現状維持でいいじゃない?
 曲がりなりにも、60歳目前まで戸籍上の夫婦としてやってきたんだから。

 両親の揉めごとに巻き込まれるのはもうこりごり。
 実家にいたころは、子はかすがいだと信じていたし、わたしが頑張れば両親は仲良くなる、だからわたしが二人の間を取り持たなくちゃいけないと本気で思っていた。結局、二人の間で翻弄され、争いごとに巻き込まれて大変だったけど、両親の仲が一度でも良くなることはなかった。
 夫との結婚をきっかけに、父とは絶縁したわたし。その理由のひとつには、もうこれ以上両親の争いにかかわりたくない、という気持ちがあったことは否定できない。だから、あえて父と話し合わず、家を飛び出たのだ。

 子はかすがいなんて嘘だ。
 とりあえず、戸籍上の婚姻関係をつなぎとめるだけならできるけど、それ以上に両親の仲を取り持つなんて、絶対に無理。
 少なくとも、うちの両親については無理だった。
 だから、わたしは頑張るのをやめたのだ。

 今のわたしにとって、大切なのは、夫との家庭。
 父も、母も、それぞれにちゃんと生活してほしいとは思うけど、もう二人の争いに関わる気持ちはない。
 子供に、そこまでしてやる義務はない。
 夫婦の仲が悪いのは、わたしのせいじゃないんだもの。争うなら勝手に争えばいい。

 うちの両親の不仲の大半の理由は、父にあると思う。
 母はわたしを愛してくれたけど、父はそうじゃなかった。
 だから、わたしは、残された母を一生守っていく。だけど・・・もうそれだけ。
 父と母の仲を取り持つようなことはしない。しても意味がない。

 そんなことを考えていたら、夫との結婚生活まで不安になってしまったのかな。
 わたしは、そんな両親を見て育ったから、配偶者を心から信頼するということができないんだよね。
 配偶者の収入に頼って、配偶者の愛情を信じて、家庭に入るなんて絶対、絶対、ぜーーーったいできない。
 今の夫をどれだけ愛していて、今現在の夫の愛情を疑っていなくても、それが一生続くとまでは確信できない。
 たとえば、わたしが見た夢みたいに、いつか、夫から、好きな女性ができたと告白されることだって、ありうるんじゃないかと思っている。

 こういう考え方、だめなのかなあ。
 だけど、配偶者を信じすぎて、結局裏切られて、捨てられて、仕事もなく、子供を抱えて困っている女性をたくさん見てきたからなあ。
 両親の他にも。

 とりあえず、夫についわがままを言うのには気をつけようと思います。。
 夫を大切にしなくちゃ。