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「最後だとわかっていたなら」

2011年3月24日 (木)
 
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あなたが眠りにつくのを見るのが
最後だとわかっていたら

わたしは もっとちゃんとカバーをかけて
神様にその魂を守ってくださるように祈っただろう

あなたがドアを出て行くのを見るのが
最後だとわかっていたら

わたしはあなたを抱きしめてキスをして
そしてまたもう一度呼び寄せて 抱きしめただろう

あなたが喜びに満ちた声をあげるのを聞くのが 最後だとわかっていたら

わたしは その一部始終をビデオにとって 毎日繰り返し見ただろう


確かに いつも明日は やってくる
見過ごしたことも取り返せる

やりまちがえたことも やり直す機会が いつも与えられている


「あなたを愛している」と言うことは いつだってできるし

「何か手伝おうか?」と声をかけることも いつだってできる


でも もし それがわたしの勘違いで 今日で全てが終わるとしたら

わたしは 今日 どんなにあなたを愛しているか 伝えたい

そして私達は 忘れないようにしたい

若い人にも 年老いた人にも
明日は誰にも 約束されていないのだということを

愛する人を抱きしめるのは 今日が最後になるかもしれないことを

明日が来るのを待っているなら 今日でもいいはず

もし明日がこないとしたら あなたは今日を後悔するだろうから

微笑みや 抱擁や キスをするための ほんのちょっとの時間を どうして惜し
んだのかと

忙しさを理由に その人の最後の願いとなってしまったことを どうしてしてあ
げられなかったのかと

だから 今日 あなたの大切な人たちを しっかりと抱きしめよう

そして その人を愛していること
いつまでもいつまでも大切な存在だと言うことをそっと伝えよう

「ごめんね」や「許してね」や 「ありがとう」や「気にしないで」を言える時
を持とう

そうすれば もし明日が来ないとしても
あなたは今日を後悔しないだろうから




この詩は、2001年9月11日にアメリカで起きた同時多発テロ事件で、最初にツインタワーに突入し、今も行方不明中の消防士ノーマ・コーネット・マレック氏(29)が生前に記したものを、アメリカ在住の佐川睦さんという方が翻訳したものです。

東日本大震災の被災地の

1日でも早い復旧を

そして

亡くなった方々のご冥福を

心から 祈ります。