アーカイブ

和菓子で焼酎をいただくお店。

2003年12月21日 (日)
 
友達が中目黒にある隠れたお店に連れて行ってくれた。
雑誌の「Domani」に載っていて気になったけど「住所と電話番号は公表しません」ってのを、偶然見つけたという。

看板もなく、店らしい構えでもなく、そこにあるかも知らなければ分からないような佇まい。

内部は直線で構成された品の良いシンプルな和の空間で、
席は大きなテーブルに10席ほどと、カウンターに8席ほどあるのみ。
そのカウンター席についた。

白桃のグラッセを白餡でつつんだ和菓子と、
焼き栗の和菓子を選ぶ。

それと、お酒。
自家製酒というのがあって、広口瓶に焼酎を入れて、上部の空間にモノを吊るすのだそうだ。
すると気化したアルコールがその香を抽出し、循環することにより焼酎に味も色もつけずに香だけ移す、というもの。
私が選んだのは「林檎」。

私達のほかには客もなく、ゆったりと待つ。


(ものすごーくおとなのおんなってかんじ~~~~)
↑内心おおはしゃぎ。


すぐに、どやどやと大人数の客が入ってきた。
真後ろにあるテーブル席につく。
なんと!!先頭で入ってきたのは泉谷しげる氏ではないかっっ
イメージと違い、ゆったりと落ち着いていて、
雰囲気に合った低い声で店員と話す姿はものすごいかっこいい。
元バービーボーイズのコンタもいるぞっ

友達に「えりちゃん大変っ なんだかゲーノージンが入ってきたよっ」って言ったのに、
「そうなのよね。この前来たときもいたみたいよ」
とおっとり刀(←表現が店につられて和風になっている)で目をやろうともしない。
そうだよね~。私達だって大人の良い女なんだし(自選)、
芸能人ぐらいほっといてあげる広さがあってもいいよね。
と、猛烈振り返っていた自分を恥じる。


注文の品がきた。
シンプルな大き目のゴブレットにレンガのように大きい氷と共に入ったお酒は癖のない焼酎で、香りだけが甘い。
甘さを抑えた和菓子ととてもあう。
口いっぱいに広がった林檎の香を耳から抜く(耳から抜くなよ)
至福~。

・・・・・・・・・。

・・・コンタ君は今、アルバムを作っているらしい(←気になる)


友達は相変わらず気にもかけず、
「この前ね、キャベツのポタージュを作ったらヒットだったよ」などとのんびりしゃべっている。
ふむふむそれは美味しそうだと思いつつ・・・

店員「泉谷様、新しく入った○○君です。ご挨拶をさせてください」
泉谷氏はそうとう常連らしい。

ああっ 耳が二つ欲しいっっ(←あるだろう)


食べ物もとてもおいしい。
佐藤錦(推定)を赤紫蘇で梅のように漬け込んだもの。
いぶりがっこのにんじんバージョン
ドライフルーツの盛り合わせは、イチゴ・トマト・洋ナシ・白桃・メロン。

「ちょっと味見をなさいませんか?」といって
「博多練酒」という甘くない甘酒のようなものをすこし出してくれた。
これもおいしかった。

そんな最中にも

・・・コンタ君はそうとう薀蓄屋らしい。
ヒーリングというのは宗教的な意味合いが深いのだとか
ギリシャの神で、欲望をつかさどるものは笛を持っているとか
森伊蔵は県内酒と県外酒で味が違うとか

ああ、私ったら盗み聞きしまくり(涙)

友達のような落ち着いた態度は性格的に望むべくもないのよ。
しょうがないざんす。たのしいんだから~。
と思っていたら、
お手洗いから帰ってきた友達が



「大変っ 泉谷しげるがいるよっっ!」

「・・・・・・・・・・・・教えてあげればよかったね。」



追伸:最近の若い子にこの話をしたら「バービーボーイズって何ですか?」だそうだ。
    ・・・とても悲しい(涙)