普段わたしは服だのアクセサリーだの自分のモノを買うことはない。
前回服を購入したのはいつだったか。
考えてみると通販で買ったスカートが一番最後に買った自分のモノかもしれない(しかも半年以上前だ)。
来月、なーちゃんの入園式だというのにまともな服がない。
まさか若気の至りで買ったタンスの肥やしにしかなっていないあれらの服を着るわけにもいかないだろう。
てんきちの幼稚園の卒園式には礼服として嫁入りの時に買ってもらった黒いワンピースにカーデガンを羽織った。
小学校の入学式には妹に借りた今考えるととてつもなく恥ずかしいフリフリのワンピースを着た(尻が見えそうなくらい短いワンピースだった)。
どうしようか・・・・どうしようか・・・・とかなり悩んでいた。
ダイ○ーかヨーカ○ーで入園式スーツ20%オフセールで買おうか。
もしかすると1万円くらいでけっこういいのが買えるのかもしれない。
そんなことを考えていたにもかかわらず、昨日わたしが入ったのはここ数年足を踏み入れたことも無い(いや、バーゲンセール中で店頭においてあるワゴンは覗いたことはあるが)ブランドの店だった。
真っ白な床が眩しすぎて目眩を起こしそうだ。
ふと壁の鏡の中の自分と目が合う。
嗚呼、こんな店に入るにはわたしはなんとみっともない格好なんだ・・・
膝の出たジーンズ、よれよれのジャケット(しかも通販で買った)・・・(;´Д`)ノ
しかしここで店を出てしまってはもう二度と入る勇気はないだろう。
恥を忍んで店内を物色。
何点か気に入ったものをハンガーから外したりまた掛けたりしているとオシャレな店員さんが寄ってくる。
もちろん試着させていただきますとも!
大きなフィッテイングルームだったのですぅのベビーカーとなーちゃんも一緒に入る。
おお・・・・いい感じかも・・・
ノースリーブのワンピースは腰の位置が高く、切り替えがなんとも言えずおしゃれだ。
「わーーーーー!!凄い!!母さん・・・」なーちゃんが目をキラキラさせながらわたしを見つめる。
「母さん、女みたい~♪」
・・・・・・・・・・・・なんですと?( ̄□ ̄;( ̄□ ̄|( ̄□ ̄||( ̄□||||カガ゙ガーン!!
外で待機している店員さんが体を二つ折りにして笑いを堪えているのが目に見えるようだ(;´Д`)ノ
そうか・・・・なーちゃんにとってわたしは男なのか。
帰ってからなーちゃんに確認してみた。
「母さんって男なの?女なの?」
「男。」
「兄ちゃんは男?女?」
「男。」
「なーちゃんはどっち?」
「女。」(自分だけ、、、くそぅ・・)
「さーちゃんは?」(わたしの妹)
「女。」(なんでだ・・・)
「ばーちゃんは?」
「男。」
他にもドラマの出演者などで質問してみた(長谷川京子はもちろん女だった)。
なーちゃんにとっての男女の差の定義とはなにか。
*スカートを履いている。
*かかとの高いミュールなどを履く
*口紅をつけている
*髪が長く、できればカールしているほうが望ましい
そういえば、てんきちも幼稚園のころだったか、二十歳前後の女の子のみを「女性」と呼んでいた。
新しい服をクローゼットに掛けながら、女になろう、と誓った。