似ている野菜を比べよう!〜vol.3〜

第3弾は、調べもの研究です。キャベツやレタスなどの違い、わかりますか?身近にある、よく食べている野菜の名前や味などを、様々な角度から調査すると、知らなかったこともいっぱい出てくるはずですよ!

レタスとキャベツ、ほうれん草と小松菜、など似ている野菜はいろいろありますね。意外にその違いに気づいていないことも多いのではないでしょうか?そんな違いに気づいたら、食への関心がもっと深まるはずです。

所要時間:30分〜 予算の目安(レタスとキャベツの場合):350円 レベル:☆☆
*包丁を使用します。火や電子レンジは使いません

野菜を比べて調べるための5つのポイント

 見たり、持ったりして比べる。
 切ってみて比べる。
 食べてみて比べる。
 人気の料理を探して比べる。
 図鑑で調べて比べる。
そのほかにも、比べて調べる方法があるかもしれません。どんな方法で比べるのか親子で話し合ってもいいですね。これらのポイントをもとに、葉の形や重さ、味など、ふだん食べている野菜はどういう特徴があるのか、観察してみましょう。身近な食材だけに、子どもも興味をもちやすく、無理なく始められます。植物への理解が、ダイレクトに理科の勉強にもつながりますよ。

実際に似ている野菜を比べてみよう

レタスとキャベツを例にとり、ポイントにそって比べてみましょう。

1 見たり持ったりしてみる
キャベツの方がちょっとごつごつ。レタスの方がみずみずしい。しんの部分はキャベツの方が太い。持ってみると、キャベツの方が重くて、レタスの方がふわっと軽く感じる。

2 切ってみる
断面は、キャベツの方がしっかり巻いてあり、レタスは葉と葉の間にすきまがある。切るとき、キャベツの方が固く、レタスの方がさくっと切れる。

3 食べてみる
キャベツの方が固く、葉が厚い。ほのかに甘みがある。レタスの方が柔らかく、葉が薄い。どちらかというと葉っぱらしい味がする。どちらも生で食べられるが、レタスの方が食べやすい感じ。

4 人気の料理を調べてみる
キャベツは、生なら千切りキャベツなど。肉と炒めたり、じっくり煮込んだりも。レタスはサラダにすることが多い。そのほか炒めたりするときも、さっと火を通す料理向けのものが多い。クックパッドで検索して、でてくるレシピ数などを比べてみても。

5 図鑑で調べてみる
キャベツはアブラナ科で、レタスはキク科。キャベツの仲間は紫キャベツ、芽キャベツなど。レタスの仲間にはサニーレタス、フリルレタス、サラダ菜、サンチュなどがある。

ほかにもこんなものを調べてみよう

似ていて、それぞれ手に入りやすい野菜には、次のようなものがあります。それぞれ上で紹介したポイントに従って比べてみましょう。それ以外にもこれは似ているねなど、スーパーにいっしょに出かけて選んでみるのもよいかもしれません。果物でも楽しいですよ。

・ほうれん草と小松菜

・きゅうりとズッキーニ

・いんげんときぬさやとスナップえんどう

・大根とかぶ

大人がフォロー・アドバイスしてあげるなら

観察した内容は、紙に書いてまとめましょう。違いを絵に描いてもいいですが、写真を添えるとさらにわかりやすくなります。大人は写真を撮ってあげるといいでしょう。また、子どもが調べている姿を写真におさめるのも、自由研究のまとめを充実させてくれます。

野菜のことをよく知って、子ども自身が料理にかかわると、苦手だったものも食べられるようになるかも。いっぺんにいろいろ比べなくても、似ている野菜が手に入ったたびに調査してみましょう♪


調理を始める前に、親子で必ずチェックしましょう!

1)身だしなみを整えよう!
□エプロンをして、手を洗ったかな?
□上着のそではまくっているかな?
□髪が長い場合は結んでいるかな?バンダナを巻くのもおすすめ
□調理台やテーブルの高さはちょうどいいかな?(合わないときは踏み台を)

2)料理の前に必ず準備を
□使う道具を全部だそう
□材料は用意できたかな?分量も先にはかっておこう!

3)火、包丁、電子レンジをつかうときは、大人もいっしょに
料理はおもわぬケガ、事故につながることがあります。大人といっしょにくれぐれも注意して行いましょう

4)片づけまでしっかりと!
□使った道具や食器は片づけよう
□キッチンのまわりやテーブルの上もきれいにふいて、きちんと片づけたかな?
□ごみも分別してきちんと捨てたかな?


動画出演:パックン 動画制作:モバーシャル ヘアメイク:河岡芳枝 レシピ開発:クックパッド編集部 TEXT:松崎祐子

クックパッド編集部