防災食・ハイゼックス包装食の画像

Description

静岡県に伝わる伝説の防災食。防災訓練の折の炊き出しで配られるもの。その実態は湯せんで炊くごはんである

材料 (一袋1合分(おにぎり2個相当))

【基本レシピ・()内は無洗米】
洗米(無洗米)
カップ1
カップ1(無洗米215cc)
【醤油味つき】
洗米(無洗米)
カップ1
醤油
大さじ1
185cc(無洗米200cc)
※↑水+醤油でカップ1(無洗米215cc)
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作り方

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    写真

    ポリ袋を用意。写真は専用の袋。実験的にやるだけなら普通のポリ袋でも可。ジップロックは耐熱温度が70度なので避けた方が無難

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    洗った米(または無洗米)を入れる。向かって左は通常のポリ袋。スーパーの小分けビニール袋と同じもの

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    水カップ1(無洗米は215cc)を入れる。なるべく空気を入れないようにそっと入れる

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    空気を追い出しながら袋の口を縛る。かた結びでも輪ゴムでも可。若干水を搾り出す感じでやるとうまくできる

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    かた結びにしたところ。なるべく気泡を少なくしないと、空気が膨張して袋が破れる

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    湯。非常時の場合、これに飲料用でない水を使ってもよい。なべに袋が直接触れると溶けるので、ざるをしくとよりよい

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    包装食をそっと投入。再沸騰したら30分煮る。写真でわかるかもしれないが、空気がかなり膨張している。空気抜きは重要

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    30分煮たあと引き上げて5分放置(蒸らす)。今度は空気が収縮して米袋がぴっちりしていく

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    火傷に気をつけて包装を裂き、かぶりつく。はしも食器もいらないのは便利。しっかり握ったおにぎり2個分強になります

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    今回試しに塩水でゆでてみましたが、普通の袋でやっても中のごはんには影響ありませんでした。袋の外側はしょっぱい

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    【包装食の利点】
    ・清潔(握らない)
    ・配膳が楽
    ・食器、箸不要
    ・保存がきく
    ・火加減不要
    ・次々炊ける

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    【包装食の利点2】
    ・個別に作ればアレルギーに対応できる
    ・鍋を洗わずにすむ
    ・おこげを作らない
    ・ホット

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    【よくない点】
    ・水と設備が潤沢ならガス釜の方が効率良
    ・袋が使い捨て
    ・味付けで婦人会がもめる

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    梅干・酢など殺菌作用のあるものを入れると常温でも保存がきく。佃煮などをいれると、保存はきかないがおいしい。目的にあわせて

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    最悪、飲料水がないならペットボトルのお茶類で炊くのはどうだろう…
    いろいろ工夫しがいがあると思います

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    RHTさんのブログにハイゼックス集団炊飯訓練の様子が沢山あります。http://cat-hand.org/hizex/

コツ・ポイント

煮るときに落し蓋的な重い物をのせると、よりムラなく加熱できるはず。
ポリ袋に賞味期限はない。いつもの米が非常食に。無洗米ならなお楽

このレシピの生い立ち

静岡県の防災訓練のとき、炊き出しで配られたもの。ドラム缶+マキとか一斗缶+焚き火で、茹で上がったのをあげる→新しいのを投入→あげる→…と次々100食くらい作っていった。
自分にとっては懐かしい味
レシピID : 1418859 公開日 : 11/04/23 更新日 : 16/04/20

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