土器型クッキー「Dokkieドッキ—」

土器型クッキー「Dokkieドッキ—」

Description

縄文土器や弥生土器のかけらにそっくりなクッキーが作れます。

材料 (10~20枚分)

小麦粉(薄力粉)
220g
砂糖
100g
バター
100g
1個
ココアパウダー(無糖)
適量
クルミやアーモンド
適量
竹炭(食用)※ブラックココアでも代用可
少々
食紅(赤)
少々
食用色素(黄色)
少々
縄文原体
必要な分

作り方

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    小麦粉と砂糖を混ぜます。この前にふるいにかけておくとより美味しくなりますが、ふるわなくても大丈夫です。

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    ココアパウダーをスプーン2杯、竹炭をふたつまみ程度入れて、下地となる色を付けます。(色味はものによって変わります。)

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    アップ。竹炭は入れすぎると真っ黒になるので様子を見ながら使って下さい。
    竹炭がない場合はブラックココアでも代用可能です。

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    本当はふるった方がきめ細かくなるのですが、ゴムべらでサクサク切るように均等になるまで混ぜます。

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    クルミやアーモンドを細かく砕いて入れます。土器は粘土に砂粒等を混ぜることで割れないように作りますが、それを真似ています。

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    あまり細かくしすぎず、少しゴロっとしたものが入っている位が縄文土器らしいように思います。

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    混ぜた粉を脇に寄せつつ、隙間にバター(※お菓子用マーガリンでも可)と卵を落とします。

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    粉とあまり混ざらないように、バターと卵を手でよく混ぜます。

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    全部をこのようになるまで手でよく混ぜ、こねます。

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    生地を二つに分けて、片方にはもう少し竹炭を足します。(※本当は20分程生地を休ませた方がよいです。)

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    色味のだいぶ違う二種類の生地ができます。

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    食紅や、黄色の着色料を混ぜると、さまざまな粘土…じゃなくてクッキー生地ができます。

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    サランラップを敷いて、めん棒でのばしていきます。

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    この時、多少サランラップにしわがあった方が、土器の内面らしい擦痕のようなものができてよいです。

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    先に黒い生地をこれ位の大きさまで伸ばし、

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    その上に同じくらいか少し小さいサイズの茶色い生地を重ねます。

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    二色の生地を一緒に伸ばします。

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    これ位までは伸ばしてください。(※弥生土器の場合はこの半分くらいの薄さにしてください)

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    あらかじめ撚っておいた縄文を転がして文様をつけます。(モデルにした土器に合わせて、文様は如何様にも変えてください。)

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    ちなみに、縄文原体はティッシュでも作れます。

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    もっと長い方がよいですが、長いほど撚るのは難しいです。(私は薄葉紙を使いました。)

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    撚る方向の異なる縄文を使うと、羽状縄文になります。

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    まわりの余分なところを切り取った後、このように土器片のパーツに切り分けます。(ケーキナイフのようなものでOKです。)

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    土器は基本的に水平に割れるので、まず水平にカットした後、縦方向にランダムに切るとよいでしょう。

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    一枚ずつはがして、縁を少しまるめて整形します。カットしたままだと、土器が風化して摩耗した感じが出ません。

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    最初にカットした余分な生地は、まるめて土偶にでもしてしまいましょう。

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    190°にあたためたオーブンで、20~25分焼きます。厚みのある土器は様子をみてよく焼いてください。

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    焼けましておめでろうございます。断面も縄文土器らしくなっていると思います。

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    何種類か作って交ぜると、いよいよ土器片らしくなってきます。いろいろとチャレンジしてみてください。

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    博物館に土器を見に行って、よりリアルなドッキ—作りに挑戦してみましょう!

コツ・ポイント

1.地元の博物館や資料館に行って、実物の土器を事前によく観察しておくこと。
2.材料の質によって色味や生地の膨らみ方が変わるので、一度であきらめないこと。
※さまざまな縄文原体については(http://urx.nu/dX6u)に詳しいです。

このレシピの生い立ち

2014年11月3日、横浜市歴史博物館のイベント「土器を食べちゃえ!」にて試食配布させていただいたのですが、予想外の反響だったため、レシピを公開しました。みなさんの作ったドッキ—を集めて、全国ご当地ドッキ—MAPを作りたいと思いました。
レシピID : 2876550 公開日 : 14/11/10 更新日 : 20/11/04

つくれぽ みんなのつくりましたフォトレポート

26 (24人)
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2020年5月11日

アーモンドの代わりに、カシューナッツを使用。美味しかったです。

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2020年5月10日

3次元計測用に作りました!レシピありがとうございました!

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2018年11月25日

成形を参考にさせていただきました!素敵なレシピ有難うございます♪

新聞の上に配置すると、また埋蔵文化財センターっぽくてナイス!

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2018年8月9日

子どもたちと楽しく作らせていただきました!ごちそうさまです!

縄文が出てますね!遮光器&ハート形度グッキーも!

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夢猫館 2015年09月03日 23:39
考古イラストレータの早川です 横浜歴博でドッキー作りを見学させて頂いてから、いつか作ろうと思っていました。先日 奈文研の縄文研究者の若手女性らと業務終了後から作成することになりました。縄文原体も朝からわいわいと作っていたようです(笑)私も実際に作るのは初めてなので 朝から何も手に付きませんでした。ヤミラさんのレシピ通りに作りました。お陰で味も歯ごたえもとても良かったです。翌日の暑気払いの宴会でお披露目しましたが、もう皆様目が釘付け!やはり考古関係者には大受けです。本当に 嬉しくなってしまいました。10月にはまた別の研究所で 職員さん達と作る予定です。有り難うございました。
ヤミラ 2015年09月09日 22:28
ご返信遅くなってごめんなさい。早川さんだったのですね!作っていただいてありがとうございます。
みなさんで受けていただけて私もすごくうれしいです。
もしよろしければ、ご当地ドッキーマップ(https://www.google.com/maps/d/viewer?mid=zjgEZgliTies.kLE2WOX6ACjo)に掲載させていただきたいのですが、よろしいでしょうか?いただいたコメントの内容も転載させていただいて構いませんでしょうか?また、もしモデルにした土器などがありましたら教えていただけましたら併記します。
ヤミラ 2016年06月05日 12:08
焼く時の温度を、180℃から190℃に修正しました。
高めの温度でいっきに焼いた方が、文様が消えにくいです。
また、できれば焼く前に冷蔵庫で冷やしておくとさらに文様が消えにくいです。(バターと一緒にとけてダレてしまうことが防げます。)
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