＊梅干し・南高梅を昔ながらの漬け方で＊

【27.6.28 夜】
よく熟した梅は香りが違います。
甘いフルーティーな香りのものを。

平均的な大きさは約4センチ。
3～5センチとサイズはいろいろ。
2Ｌ～4Ｌ（たまに5Ｌあり）

なり口の黒いヘタを竹串などで引っ掛けるようにして取ります。

シンクに優しく全て入れて、溜め水に付けながら、流水で洗います。
こうすることで、灰汁抜きをする時間を短縮させます。

流水にあてて、優しく手で洗ってあげてください。
梅はとてもデリケートです。

これは洗った後の梅。
容器サイズは、20L容量です。
後日、赤紫蘇を追加するため、今回は20Lで詰め込みます。

今回は赤穂の塩を使います。
塩分濃度18%なので、塩は1.8キロで。

焼酎はホワイトリカーでも。35%を使用しますが、消毒用なので100ccあれば十分です。

漬け込み容器と、ボウルをキッチンペーパーに含ませた焼酎で丁寧に拭きます。
ボウルに一掴みの塩、残った焼酎を入れます。

樽の底からキレイに並べるように梅と塩を交互に重ねていきます。
梅を入れ、ボウルに余った塩を上からかけます。

最後まで繰り返して作業します。
最後は余った塩を全部上に乗せます。
塩分はどんどん下へ沈殿しくので。

本来なら梅の半分くらいの重石をすべきですが、完熟梅を使っているため、最小限の落とし蓋で。

埃が入らないように蓋をして、室内の涼しいところへ置いておきます。
その間に、梅を保存する広口の瓶を集めておきましよう。

あ、そうそう。
約300個くらいありました。
完熟梅→種払いのよさそうな果肉です～

【27.7.1 朝】
漬込み三日目

まだ上部には塩が残っています。
（工程14と比較してみてね）

【補足1】
梅酢の上がりが…と感じたら、重石を追加して下さい。
目安としては2Lﾍﾟｯﾄﾎﾞﾄﾙ1本分くらいで十分です。

【補足2】
尚、完熟梅・大量の梅なので、重石はかけすぎないでください。
下部分の梅が潰れます。

＊梅干し・赤紫蘇の処理＆保存方法＊
レシピID : 1873082

赤紫蘇が手に入ったら先に処理して保存しておくと便利

工程23の赤紫蘇処理にて。

灰汁抜きをした赤紫蘇を梅の上に梅酢ごと入れます。

コロンと一粒出して見ました。

落とし蓋をして、軽くぎゅっと押さえる 。

時々カビのチェックをしながら、このまま梅雨明けまで様子を見ます。

白梅酢がたっぷりあるようなら、瓶などに保存をすれば便利です。

酢や調味料の代わりになり、漬物や焼き魚と相性抜群です。

いよいよ土用干し！
赤紫蘇を取り除いて梅干しを取り出します。

【27.8.8 午前8時】
ザルに並べていきます。

朝紫蘇はギュッと絞ります。

残った梅酢はザルで濾してから、一緒に天日干し。
誇りが入らないように、カバーやラップで覆います。

ざざざーっと、こんな感じで。

注：ヘタを取ったときに傷をつけてしまうと、干すときに、なり口からこんな感じで汁が出てきてしまいます…

夕方16時頃、ザルのまま室内に取り込みます。
翌日再び朝からザルごと干します。

室内撮影、色が悪くすみません>_<

【27.8.9】
土用干し二日目。
ザルのまま、昨日同様に干します。

塩の吹き加減もよく、皮も薄くなり実離れもよいので、干し上がりとします。

私の場合、夜露に当てたり梅酢に戻したりしません

ホカホカの梅干しを瓶に詰めていきます。

ぽてぽてした梅干し♡

細かい塩の結晶がしっかりついた梅干し♡