1.
下準備。型に紙を敷く。オーブンを180℃に予熱する。バターを小さめのボウルに入れ、予熱中のオーブン内などで溶かし、冷え固まらないようにオーブンの上などで保温しておく。シロップの材料を混ぜ合わせ、冷ましておく。
2.
大きめのボウルに卵と砂糖を入れ、湯煎かコンロの極弱火にあてながら泡立てる。
3.
人肌程度に温まったら火からおろし、更に泡立てる。
4.
全体がもったりとしてきたらハンドミキサーを低速にし、すくった生地が途切れずに落ち、リボン状に積もる程度まで泡立てる。
5.
薄力粉をふるいながら加え、大きな泡だて器で底から生地をたっぷりとすくっては落とす動作を5~6回くり返す。
6.
粉がなじんだら、泡立て器で生地をひとすくい溶かしバターのボウルに入れ、グルグルとよく混ぜてもとのボウルに戻し入れる。2~3回全体をすくっては落とす。
7.
最後にゴムベラに持ち替え、生地を底からすくって上にのせていく。色の違う部分がムラなく混ざるまで、でも混ぜすぎないように。
8.
すくった生地が帯状に落ちるくらいがベスト。ポタっと落ちる時は混ぜ不足で、焼いた時膨らみすぎ、冷めるとしぼむ事がある。
9.
大きな泡を消すため、高い位置から型に生地を流し入れる。最後の方の生地は真ん中を避けてまわりに入れる。
10.
その場でクルッと型を回し、表面をならす。トントンすると泡がつぶれたり、小さい泡どうしがくっついてキメが粗くなったりする事があるのでやめておく。
11.
180℃のオーブンで約30分焼く。焼き上がったら30cmの高さから一旦型ごと落とし、焼き落ちを防ぐ。
12.
ケーキクーラーにぬれ布巾を敷き、ケーキを逆さにして型からはずす。ぬれ布巾で包み、表面が冷めてきたら上下を戻す。
13.
ぬれ布巾とビニールなどで包み、中まで完全に冷ましたら紙をはがす。ナイフを軽く温め、半分の高さにまずは軽くナイフを入れる。
14.
そのまま刃先の位置は変えずに、持ち手に近い部分だけ側面の半分の位置をたどるように1周させる。ナイフは小刻みに前後させるときれいに切れる。
15.
生クリームを泡立てる。きれいなボウルに生クリームと砂糖を入れ、氷水にあてながら泡立てる。多少のとろみがついたところで、ボウルの半分だけを泡立てていく。ケーキに塗る分量だけその都度部分的に泡立てながら使うと分離しにくい。
16.
少しずつ様子を見ながら泡立て、スプーンですくってゆっくり落としたときに、ゆるく角が立つくらいになったら、それ以上の泡立て禁止!参考にするのは「かに玉のあんかけ」くらいのとろみです・・・。
17.
回転台または平らなお皿に1枚目のスポンジを置き、表面にシロップを刷毛でしみ込ませる。スパチュラかスプーンの背でクリームを5mmほどの厚さにはみ出すほど広げ、縦半分~1/3に切ったいちごを並べる。(写真は18cm)
18.
上からもクリームをかけて5mmほどの厚さにおおい、もう1枚のスポンジを置く。ケーキの上面にもシロップを刷毛で塗り、飾り用のクリームを少し残した残りのクリームをケーキの上面にかける。「あんかけ」のとろみです。
19.
スパチュラかテーブルナイフで表面を厚めにならしながら、側面にもクリームを落としていく。
20.
同時に回転台をまわし、まんべんなくクリームでおおう。スパチュラかテーブルナイフで落ちたクリームをすくいながらなでつけ、模様をつける。(写真は18cm)
21.
上面のところどころに飾り用のクリームをスプーンで落とし、ゆっくりとスプーンを持ち上げて角を立てたり、横に引っぱって模様をつけたりする。(写真は18cm)
22.
参考までに・・・。クリームの間を苺でうめていき・・・
23.
苺と苺の間にブルーベリー、ミントを飾り、仕上げにプードルデコール(泣かない粉糖)を全体にふるう。ケーキを少し傾け、側面にもふるう。
24.
最後にケーキと回転台の境目に浅くスパチュラかテーブルナイフを挟み、回転台をまわして余分なクリームをとる。
25.
★ナパージュで照りを出したい時も、スプーンでお気軽に♪ココットなどで溶かし、固まりかけたらレンジで10秒。いちごとブルーベリーにたっぷりかけます。
26.
★プードルデコールとナパージュで仕上げた18cm。
27.
しぼり出した時も、プードルでコールでごまかしごまかし・・・。
30.
必ず一晩~1日冷蔵庫で冷やす。それまでは移動厳禁。スポンジが生クリームといちごの香りを吸って、しっとりと美味しくなる。
31.
切り分ける時は一切れごとにナイフを軽く温めきれいに拭き取り、ナイフの重みを使って小刻みに刃を前後させてゆっくりと切る。