1.
【①炒め工程(旨味のベースを作る)】
炒め油を多めに引きます(大3)
※ピーナッツ油があればナッツのコクが出ます。
2.
玉葱みじん切りは焦がし気味に強火で炒めビターな旨味を引き出します(半生フライドオニオンを作るイメージで)
※塩ひとつまみ
3.
玉葱の焦げが綺麗に出たら、すりおろした人参を炒めます。
※油の追加(大1)
4.
パチパチと揚げ炒めになるように油を追加しながら入れて旨味を油に移します。油の量を控えると旨味が上手く引き出せません。
5.
人参を炒めたら、ニンニクみじん切りを軽く炒めます。
※油の追加(大1)
美味しいものはだいたい油が多いです。
6.
パイナップル缶シロップ漬け2~3枚を5㍉角にカットしてバター20gでソテーします。
7.
パイナップル缶の果肉の甘味は加熱すると酸味と香りが落ち着き旨味に変わります(酢豚のパイナップルとは味が違います)
8.
カレー粉は、染み出た油に馴染ませながら炒めて油に香りを溶かします。
※香りや辛味は油性なので油に溶けます。
9.
キーマカレーの旨みや甘味のベースが完成しました。
※市販のルーを入れなくても技で引き出した旨味だけで大丈夫です。
10.
ひき肉200gをフライパンに直接入れたら、
11.
塩コショーで下味を付け(下味の重要性(肉の旨味+塩分=味)/肉の味の満足感を高めます)、
薄力粉をまぶします。
12.
まぶした薄力粉を軽くほぐします(薄力粉はメイラード反応(旨味)を促し、煮込んだソースにとろみを付けます)
13.
肉を炒めるのは火を通す為ではなく、焼き目(旨味)を付ける目的のあんばいで炒めます(強火で放置して表面を焦がします)
14.
【②フランベ、デグラッセ工程】
ビール100ml入れてアルコールを飛ばします。
15.
酢(ワインビネガーやバルサミコ酢など/酢は全体の旨味を引き上げてくれます)
※なければ米酢でも大丈夫です。
16.
ビールの水分で鍋の底の焦げ付き(旨味)をこそげ取って溶かします(デグラッセ)
17.
ビールと酢を入れたらアルコールを飛ばし、酸味がまろやかになるまで練りながら加熱します。
18.
【③煮込み工程】
トマト缶(ホール)1/2缶をザルで濾して入れます。
19.
トマト缶はカットトマトではなくホールトマトを選びます(ホールトマトの縦長のサンマルツァーノ種は煮込みに向いています)
20.
調味料Aを入れます(ココナッツの甘味と風味、アーモンドのコクと旨味、ガラムマサラのスパイシーな南国アジアンな香り)
21.
中火で煮込みながら適度な粘度になるまで練り上げます。
22.
鍋の縁にこびりついた旨味をこそげ取って入れながら練り上げます(旨味は鍋の周りの縁に凝縮してくっ付いています)
23.
【④盛付け】
役目を終えたローリエを取り除き、ライスを盛ってカレーをのせて、
24.
最後に卵黄をトッピングしたら完成です!
パンに挟んでカレーパンにしても美味しいですよ!