薄焼き卵・錦糸卵の作り方とコツ
薄焼き卵・錦糸卵をきれいに作るコツは、なめらかな卵液をつくる、フライパンに薄く均一に油をひく、中火で手早く両面を焼く の3点です。きれいな薄焼き卵を作ることで、それをごく細切りにした錦糸卵もきれいに仕上がります。
薄焼き卵の作り方
用意する道具
フライパン(フッ素加工など、くっつかないものがおすすめ)、菜箸、ザルまたはこし器、折りたたんだキッチンペーパーとキッチンペーパーを置いておく器
なめらかな卵液を作る
卵はよくといてザルでこすことで、白身と黄身が均一になり、きれいな薄焼き卵を作ることができます。
①卵を菜箸でよくときほぐす
ボウルに卵を割り入れ、よくかき混ぜます。
②といた卵をザルでこす
③塩や水溶き片栗粉を加える(加えなくても可)
塩・砂糖など好みの調味料で味付けする場合はこのタイミングで加えます。水溶き片栗粉を加えると卵が破れにくくなります。卵1個に対し、片栗粉・水 各小さじ1/2ほどを目安に混ぜ合わせ、卵に加えます。
フライパンに薄く均一に油をひく
油が薄く均一に広がっていると、卵の仕上がりがきれいになります。
④油小さじ1/2ほどをフライパン全体に広げる
キッチンペーパーに吸わせて全体に塗るようにすると、均一に油をひくことができます。
中火で手早く両面を焼く
フライパンの熱し方が足りないと、卵がくっつき、破けてしまう原因になります。火加減は中火に保ち、手早く作業します。
⑤フライパンを中火で熱し、少し卵を落としてみる
卵を落とした時に「ジュッ」と音がしてすぐに固まるようであれば, フライパンの予熱は完了です。
⑥ 卵を流し入れる
フライパンの大きさにもよりますが、卵1/2個分くらい(30〜40cc)の量を目安に流し入れます。おたまですくって流し入れる方法もあります。
⑦卵を薄く広げる
卵を流し入れたらすぐにフライパンの底を手早くまわして全体に広げます。この時、卵の量が多すぎたらすぐにボウルに戻します。
⑧表面が乾いた状態になるまで30秒ほど焼く
このとき、プクプクした泡があれば半熟のうちにつぶしておくと、焼き上がりがきれいになります。
⑨菜箸で卵の端をはがす
⑩奥から1/3のところで菜箸をぐっと差し込み、持ち上げる
⑪卵をひっくり返す
⑫軽く火を通したら皿などに移して冷ます
ひっくり返した面を10秒ほど焼いたら、薄焼き卵のできあがりです。冷めた薄焼き卵は、ラップをして冷凍保存が可能です。
錦糸卵の作り方
薄焼き卵をごく細く切ったものが錦糸卵です。
①薄焼き卵をくるくると巻く
三つ折りでもよいです。細かい錦糸卵にしたい場合には巻かずに縦3等分ほどに切って重ねます。
②1〜2mm幅に切る
巻いた向きに対して直角に細切りにし、手でほぐします。
細切りにする
ほぐして完成