色々なテクが満載 でも普通のカレーライス
Description
材料
(6皿分)
作り方
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今回は、最も一般的な製品を使用して、箱裏に書かれた分量に従って、作って行きます。(あくまでテクニックの紹介がメインです)
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高いカレールーは値段に見合うだけの美味しさがありますが、安いルーでも、ベースのスープをちゃんと作れば、美味しくなります。
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先ずは、玉葱を切ります。これはスープ用で、具として食べる訳ではありませんから、切り方は適当で構いません。
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見た目は圧力鍋ですが、既に壊れていて圧は掛らず、ただの片手鍋として使用しています。
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完全に放置はマズいですが、ジャガイモの皮を剥く合間にでも、時折、様子を見ておきます。
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蓋をして、弱火で加熱しますと、玉葱が持つ水分で、蒸し焼に近い状態になります。
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調理過程の関係で、先に「②くっつかない肉の焼き方」になります。
鍋で炒める時に、肉がくっついて、困った事、ありませんか?
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今、鍋の中には、玉葱が入っています。
その玉葱の上に、鍋底や周囲に付かないように、肉を置きます。
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今回は鶏もも肉を使用していますが、何肉でも、この方法は有効です。
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再び、蓋をして、暫し、加熱します。
これによって、肉が温められて、くっつき難くなります。
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適度に、肉が温まった後ならば、炒めても、鍋に、くっつく事はありません。
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ここから、再び①の「ベースのスープ作り」に、戻ります。
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今回のスープの、もう一つの主役、ニンニクです。
玉葱だけより、大蒜を併用した方が、安くて、旨いスープが作れます。
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根本の固い所は取除き、皮を剥いて、使用します。
最終的には、形が残りませんから、切り方は、適当で構いません。
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生姜は香りが強いので、自分にとってのベストな加減が分からないうちは、控え目に使った方が、無難です。
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ニンニクは焦げ易いので、水を加える直前に、生姜と共に入れます。
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ここで、具材に煮込む時、全体に風味が付くように、カレー粉小匙1/2を入れます。
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とろみが欲しい時は、小麦粉を加えます。肉から出た油や野菜の水分がありますので、少量でしたら、ここで入れてしまいます。
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あくまで市販のルー対する補い程度のところみで、本格的なとろみをつける場合は、別途に油と合せてルーを作って下さい。
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よく、飴色まで玉葱を炒めるとありますが、仕上時の色以外に、大きな違いは出ません。
何より、時間と手間の方が、惜しいです。
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一方で、色が濃いと、煮込まれていて、旨い。と思う、視覚的効果も有りますから、水の分量内で、コーヒーを使い、色を補います。
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ここもポイントですが、この時点では、必要とする水のうち、¼か、⅓程度のみを、加えます。
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使用するルーにもよりますが、安い製品は味が薄めな傾向にありますので、そう言った場合は、やや多めに入れると良いと思います。
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激辛好きな人は、この時点で、納得が行くまで、存分に赤唐辛子を入れて下さい。(分量外)
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牛角肉は、柔らかくなるのに時間が掛りますから、次の過程との間を長めに取って、ベイリーフと一緒に煮込んで下さい。
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鶏肉を使う場合、翌朝になったら、一面真っ白なカビが…、という事態を防止する為に、唐辛子を適量入れる事は、お薦めします。
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あくまで煮崩れし難いだけであって、煮崩れ無い訳ではありません。また、時間は、掛ります。
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一般的なところで、人参とジャガイモを入れますが、ここで、先ほど水を規定量より減らして入れた意味が、出てきます。
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野菜は、時間を掛けてゆっくりと加熱した方が、組織が壊れず、煮崩れもし難くなります。
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ここで残りの水を加えて、ゆっくりと弱火で加熱して、時間を掛けて野菜の温度を上げて行きます。
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具の大きさにも好みがあると思いますので、火が通るのに時間差が出る場合は、その分時間差をつけて入れ、水も分けて入れます。
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逆に、具とルーが渾然一体化しているのが好きな方は、強火で、一気に炊いて下さい。
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特に分量に表記はしていませんが、味を追加する要素の果実やチャツネなどは、ここで入れて下さい。
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また時間がある場合や開ける時は、軽く煮ましたら、火を止めて、後は余熱で火を通しますと、更に煮崩れる事なく仕上がります。
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使うルーにもよりますが、味が薄かったり、ルーの量が足りない、と言った時に、便利な調味料の比率です。
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小麦粉と油(バター等)につきましては、とろみの為ですので、味の調節だけで、粘度が必要でない場合は、使用しません。
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市販のルーを使わず、カレー粉から100%手作りする場合にも、そのままの比率で使えますので、参考にして下さい。
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これは裏技みたいなものですが、カレー粉を節約したい時は、塩の量を増やしますと、上手く誤魔化せます。
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市販のルーを使わない場合、カシューナッツを使いますと、コクが出ますので、お薦めです。
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カレールーを、早く、確実に、溶かす方法です。
カレールーの特性を知っていれば、難しくありません。
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これは好みですが、具として食べたい玉葱は、ここで入れておきます。(あくまで例ですので、任意のタイミングで構いません)
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小さくすれば早く溶けますが…。その方法は、30年くらい前に、自分も使っていましたが、正直、不都合が多いです。
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夏場、室温に置かれて緩くなっていたり、逆に冬場は固くなり過ぎたり、そもそも刻むのにも、時間が掛りますし、汚れます。
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そこで、先ずは、ごく普通にカレールーを、菜箸で持ちます。始めの方は2個一緒で構いません、その方が効率的です。
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次に、火加減を最弱にするか、一度、消します。
カレールーの裏書にも、「火を止めて~」とある筈です。
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カレールーは、熱を加え、溶かして使う一方で、とろみを出す為に熱を加えると固まるという、相反する二つの特性を持っています。
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つまり溶ける程度には温度が高く、尚且つ固まらない、その為に火を止めるか、最弱まで落とす訳です。
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カレールーを菜箸で持ち、おたまの中で、底に擦り付けるようにして、溶かして行きます。
適温なら、面白い様に、溶けます。
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次々と、必要な分だけ、溶かして行きます。一見すると、面倒に思えますが、確実に溶けますし、結果的には、この方が早いです。
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更に、不必要に鍋を撹拌しませんから、せっかくの具が崩れる事もありません。
ついでに①の玉葱や大蒜も、程良く溶けます。
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今回は指示されて規定量きっかりで作っていますが、目分量で適当な時は、途中から1個ずつ溶かすようにします。
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必要量を溶かし終えましたら、ここで、火加減を戻します。
また、温度が低下して溶け難くなりましたら、途中で上げて下さい。
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だいたい溶かしたルーに火が通って、とろみが出る頃には、玉葱にも、火が通ります。
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最後の段階です。
ここで帳尻を合わせて、仕上げます。
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と、言いましても、そこは人の好み。ソース、醤油、焼肉のタレ、福神漬の汁など、多分、作る人の数だけ、拘りがあると思います。
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今回は、醤油とウスターソースを、それぞれ適量を足して、味を調整しました。
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強いて言えば、ガラムマサラを入れて、香りを強化すると、グッとグレード上がります。(太田胃散を使うという裏技も有ります)
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特に、2日目は、香りが落ちますので、再度、カレー粉とガラムマサラを足しますと、フレッシュな香りが楽しめます。
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尚、牛乳を加えると、子供向けのマイルドな味にはなりますが、色々な要素を、すべて台無しにしますので、お薦めはしません。
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これでカレーとしては完成ですが、カレーライスとしては、まだ不完全です。
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完成へ向けて、最後のプロセスです。
カレーライスという以上、当然ですが、ご飯は、必須です。
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お皿に、ご飯を盛ります。
流行のダムカレーでも、まんが日本昔ばなし盛りでも、お好きな様に盛って下さい。
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カレーも、装います。
見事なまでに平凡な、典型的な日本の家庭で作られるカレーライスです。
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完成です。
お好みで福神漬けやらっきょう漬けなどを添えて、お召上がり下さい。
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煮込まれて、柔らかくなっていますし、赤唐辛子も野菜、具の一部ですから、美味しく頂きます。
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長いレシピに、最後までお付合い頂き、ありがとうございました。
17/09/11
誤字脱字、修正。
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こちらは、作り方は準拠していますが、具に豚小腸(白モツ)を使用した、もつカレーです。ID : 4582198
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17/12/31
「カレーライス」の人気検索トップ10入り、感謝!
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「ハーフ&ハーフ」
旧レシピID : 4609149を統合しましたので、差分を一部収録しておきます。
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①で生姜とカレー粉は使わずに、玉葱と大蒜で、ベースのスープを作ります。またコーヒーも入れません。
②と➂は、同じです。
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④は使いません。⑤で、カレーとハヤシライスのルーを、味の比率で、1:1になるように使用します。
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ガラムマサラ、ソース、ケチャップなどを入れると、どちらかに味や香りが寄ってしまうので、⑥は使いません。
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完成です。
長年追い求めてきた、給食のカレーが出来上がりました。(自分が通っていた小学校の給食室の味っぽい、感じです!)
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コツ・ポイント
別にレシピ通りに作る必要はありませんので、必要な所だけ、ピックアップして使って下さい。
このレシピの生い立ち
その経験の中で、会得したテクのうち、幾つかを紹介しました。