色々なテクが満載 でも普通のカレーライス

色々なテクが満載 でも普通のカレーライスの画像

Description

人気検索トップ10/話題入り、感謝! ルーを確実に早く溶かす、安い市販品でも美味しくなど、便利なテクを色々と紹介。

材料 (6皿分)

①ベースとなるスープ
½個
ニンニク
⅓個
生姜
少々
750㏄(目安)
カレー粉
小さじ½
②くっかない肉の焼き方
ベイリーフ
1枚(適宜)
③煮崩れし難い野菜の煮方
1本
④味の調節1(水300㏄に対して)
カレー粉
大さじ1
ウスターソース
大さじ½
ケチャップ
大さじ½
醤油
大さじ½
少々
(小麦粉)
(大さじ1½)
(油)
(大さじ1½)
⑤カレールーを早く確実に溶かす方法
カレールー(市販品)
½箱
1½個
⑥味の調節2
ガラムマサラ
適量
焼肉のタレ 福神漬の汁 など
適宜
⑦完成
適量
福神漬け など
適宜

作り方

  1. 1

    写真

    今回は、最も一般的な製品を使用して、箱裏に書かれた分量に従って、作って行きます。(あくまでテクニックの紹介がメインです)

  2. 2

    写真

    高いカレールーは値段に見合うだけの美味しさがありますが、安いルーでも、ベースのスープをちゃんと作れば、美味しくなります。

  3. 3

    写真

    先ずは、玉葱を切ります。これはスープ用で、具として食べる訳ではありませんから、切り方は適当で構いません。

  4. 4

    写真

    適量の油(分量外)を引き、炒めます。
    軽くひと混ぜして、油が行き渡りましたら、極弱火に落とし、蓋をします。

  5. 5

    写真

    見た目は圧力鍋ですが、既に壊れていて圧は掛らず、ただの片手鍋として使用しています。

  6. 6

    写真

    完全に放置はマズいですが、ジャガイモの皮を剥く合間にでも、時折、様子を見ておきます。

  7. 7

    写真

    蓋をして、弱火で加熱しますと、玉葱が持つ水分で、蒸し焼に近い状態になります。

  8. 8

    写真

    調理過程の関係で、先に「②くっつかない肉の焼き方」になります。
    鍋で炒める時に、肉がくっついて、困った事、ありませんか?

  9. 9

    写真

    今、鍋の中には、玉葱が入っています。
    その玉葱の上に、鍋底や周囲に付かないように、肉を置きます。

  10. 10

    写真

    今回は鶏もも肉を使用していますが、何肉でも、この方法は有効です。

  11. 11

    写真

    再び、蓋をして、暫し、加熱します。
    これによって、肉が温められて、くっつき難くなります。

  12. 12

    写真

    適度に、肉が温まった後ならば、炒めても、鍋に、くっつく事はありません。

  13. 13

    写真

    ここから、再び①の「ベースのスープ作り」に、戻ります。

  14. 14

    写真

    今回のスープの、もう一つの主役、ニンニクです。
    玉葱だけより、大蒜を併用した方が、安くて、旨いスープが作れます。

  15. 15

    写真

    根本の固い所は取除き、皮を剥いて、使用します。
    最終的には、形が残りませんから、切り方は、適当で構いません。

  16. 16

    写真

    生姜は香りが強いので、自分にとってのベストな加減が分からないうちは、控え目に使った方が、無難です。

  17. 17

    写真

    ニンニクは焦げ易いので、水を加える直前に、生姜と共に入れます。

  18. 18

    写真

    ここで、具材に煮込む時、全体に風味が付くように、カレー粉小匙1/2を入れます。

  19. 19

    写真

    とろみが欲しい時は、小麦粉を加えます。肉から出た油や野菜の水分がありますので、少量でしたら、ここで入れてしまいます。

  20. 20

    写真

    あくまで市販のルー対する補い程度のところみで、本格的なとろみをつける場合は、別途に油と合せてルーを作って下さい。

  21. 21

    よく、飴色まで玉葱を炒めるとありますが、仕上時の色以外に、大きな違いは出ません。
    何より、時間と手間の方が、惜しいです。

  22. 22

    写真

    一方で、色が濃いと、煮込まれていて、旨い。と思う、視覚的効果も有りますから、水の分量内で、コーヒーを使い、色を補います。

  23. 23

    写真

    ここもポイントですが、この時点では、必要とする水のうち、¼か、⅓程度のみを、加えます。

  24. 24

    写真

    灰汁が出てきたら、丁寧に取除きます。
    灰汁取りが終わりましたら、最後にコンソメスープの素を、加えます。

  25. 25

    使用するルーにもよりますが、安い製品は味が薄めな傾向にありますので、そう言った場合は、やや多めに入れると良いと思います。

  26. 26

    写真

    激辛好きな人は、この時点で、納得が行くまで、存分に赤唐辛子を入れて下さい。(分量外)

  27. 27

    写真

    牛角肉は、柔らかくなるのに時間が掛りますから、次の過程との間を長めに取って、ベイリーフと一緒に煮込んで下さい。

  28. 28

    鶏肉を使う場合、翌朝になったら、一面真っ白なカビが…、という事態を防止する為に、唐辛子を適量入れる事は、お薦めします。

  29. 29

    写真

    あくまで煮崩れし難いだけであって、煮崩れ無い訳ではありません。また、時間は、掛ります。

  30. 30

    写真

    一般的なところで、人参とジャガイモを入れますが、ここで、先ほど水を規定量より減らして入れた意味が、出てきます。

  31. 31

    野菜は、時間を掛けてゆっくりと加熱した方が、組織が壊れず、煮崩れもし難くなります。

  32. 32

    写真

    ここで残りの水を加えて、ゆっくりと弱火で加熱して、時間を掛けて野菜の温度を上げて行きます。

  33. 33

    写真

    具の大きさにも好みがあると思いますので、火が通るのに時間差が出る場合は、その分時間差をつけて入れ、水も分けて入れます。

  34. 34

    写真

    逆に、具とルーが渾然一体化しているのが好きな方は、強火で、一気に炊いて下さい。

  35. 35

    特に分量に表記はしていませんが、味を追加する要素の果実やチャツネなどは、ここで入れて下さい。

  36. 36

    写真

    ここからは具材に火が通るまで、中火弱火で、煮ていくだけですから、特にコツ等は、ありません。

  37. 37

    また時間がある場合や開ける時は、軽く煮ましたら、火を止めて、後は余熱で火を通しますと、更に煮崩れる事なく仕上がります。

  38. 38

    写真

    使うルーにもよりますが、味が薄かったり、ルーの量が足りない、と言った時に、便利な調味料の比率です。

  39. 39

    写真

    小麦粉と油(バター等)につきましては、とろみの為ですので、味の調節だけで、粘度が必要でない場合は、使用しません。

  40. 40

    市販のルーを使わず、カレー粉から100%手作りする場合にも、そのままの比率で使えますので、参考にして下さい。

  41. 41

    これは裏技みたいなものですが、カレー粉を節約したい時は、塩の量を増やしますと、上手く誤魔化せます。

  42. 42

    市販のルーを使わない場合、カシューナッツを使いますと、コクが出ますので、お薦めです。

  43. 43

    写真

    カレールーを、早く、確実に、溶かす方法です。
    カレールーの特性を知っていれば、難しくありません。

  44. 44

    写真

    これは好みですが、具として食べたい玉葱は、ここで入れておきます。(あくまで例ですので、任意のタイミングで構いません)

  45. 45

    小さくすれば早く溶けますが…。その方法は、30年くらい前に、自分も使っていましたが、正直、不都合が多いです。

  46. 46

    夏場、室温に置かれて緩くなっていたり、逆に冬場は固くなり過ぎたり、そもそも刻むのにも、時間が掛りますし、汚れます。

  47. 47

    写真

    そこで、先ずは、ごく普通にカレールーを、菜箸で持ちます。始めの方は2個一緒で構いません、その方が効率的です。

  48. 48

    次に、火加減を最弱にするか、一度、消します。
    カレールーの裏書にも、「火を止めて~」とある筈です。

  49. 49

    写真

    カレールーは、熱を加え、溶かして使う一方で、とろみを出す為に熱を加えると固まるという、相反する二つの特性を持っています。

  50. 50

    つまり溶ける程度には温度が高く、尚且つ固まらない、その為に火を止めるか、最弱まで落とす訳です。

  51. 51

    写真

    カレールーを菜箸で持ち、おたまの中で、底に擦り付けるようにして、溶かして行きます。
    適温なら、面白い様に、溶けます。

  52. 52

    写真

    次々と、必要な分だけ、溶かして行きます。一見すると、面倒に思えますが、確実に溶けますし、結果的には、この方が早いです。

  53. 53

    写真

    更に、不必要に鍋を撹拌しませんから、せっかくの具が崩れる事もありません。
    ついでに①の玉葱や大蒜も、程良く溶けます。

  54. 54

    写真

    今回は指示されて規定量きっかりで作っていますが、目分量で適当な時は、途中から1個ずつ溶かすようにします。

  55. 55

    写真

    必要量を溶かし終えましたら、ここで、火加減を戻します。
    また、温度が低下して溶け難くなりましたら、途中で上げて下さい。

  56. 56

    だいたい溶かしたルーに火が通って、とろみが出る頃には、玉葱にも、火が通ります。

  57. 57

    写真

    最後の段階です。
    ここで帳尻を合わせて、仕上げます。

  58. 58

    写真

    と、言いましても、そこは人の好み。ソース、醤油、焼肉のタレ、福神漬の汁など、多分、作る人の数だけ、拘りがあると思います。

  59. 59

    写真

    今回は、醤油とウスターソースを、それぞれ適量を足して、味を調整しました。

  60. 60

    写真

    強いて言えば、ガラムマサラを入れて、香りを強化すると、グッとグレード上がります。(太田胃散を使うという裏技も有ります)

  61. 61

    特に、2日目は、香りが落ちますので、再度、カレー粉とガラムマサラを足しますと、フレッシュな香りが楽しめます。

  62. 62

    写真

    尚、牛乳を加えると、子供向けのマイルドな味にはなりますが、色々な要素を、すべて台無しにしますので、お薦めはしません。

  63. 63

    写真

    これでカレーとしては完成ですが、カレーライスとしては、まだ不完全です。

  64. 64

    写真

    完成へ向けて、最後のプロセスです。
    カレーライスという以上、当然ですが、ご飯は、必須です。

  65. 65

    写真

    お皿に、ご飯を盛ります。
    流行のダムカレーでも、まんが日本昔ばなし盛りでも、お好きな様に盛って下さい。

  66. 66

    写真

    カレーも、装います。
    見事なまでに平凡な、典型的な日本の家庭で作られるカレーライスです。

  67. 67

    写真

    完成です。
    お好みで福神漬けやらっきょう漬けなどを添えて、お召上がり下さい。

  68. 68

    写真

    煮込まれて、柔らかくなっていますし、赤唐辛子も野菜、具の一部ですから、美味しく頂きます。

  69. 69

    写真

    長いレシピに、最後までお付合い頂き、ありがとうございました。
    17/09/11
    誤字脱字、修正。

  70. 70

    写真

    こちらは、作り方は準拠していますが、具に豚小腸(白モツ)を使用した、もつカレーです。ID : 4582198

  71. 71

    写真

    17/12/31
    「カレーライス」の人気検索トップ10入り、感謝!

  72. 72

    写真

    「ハーフ&ハーフ」
    レシピID : 4609149を統合しましたので、差分を一部収録しておきます。

  73. 73

    写真

    ①で生姜とカレー粉は使わずに、玉葱と大蒜で、ベースのスープを作ります。またコーヒーも入れません。
    ②と➂は、同じです。

  74. 74

    写真

    ④は使いません。⑤で、カレーとハヤシライスのルーを、味の比率で、1:1になるように使用します。

  75. 75

    ガラムマサラ、ソース、ケチャップなどを入れると、どちらかに味や香りが寄ってしまうので、⑥は使いません。

  76. 76

    写真

    完成です。
    長年追い求めてきた、給食のカレーが出来上がりました。(自分が通っていた小学校の給食室の味っぽい、感じです!)

コツ・ポイント

あくまでテクニックの紹介ですので、最も一般的な「ハウス バーモントカレー」を使い、具材や水の分量も、箱に書かれた作り方に準じています。

別にレシピ通りに作る必要はありませんので、必要な所だけ、ピックアップして使って下さい。

このレシピの生い立ち

カレーを作って、35年。色々な種類のカレーを作って、食べてきましたが、ぐるっと一周回って、結局は、ごく普通の平凡な日本のカレーに落ち着きました。

その経験の中で、会得したテクのうち、幾つかを紹介しました。
レシピID : 4675791 公開日 : 17/08/23 更新日 : 18/06/18

つくれぽ みんなのつくりましたフォトレポート

25 (18人)
写真
のりこったん
テクニックに沿って作るの面白かったです(﹡ˆ﹀ˆ﹡)♡
写真
のりこったん
テクニックの小ネタありがとうございます(﹡ˆ﹀ˆ﹡)♡
写真
horseland
孫と一緒に頂きました♬今年も宜しくお願いします!
写真
めみたん☆
息子宅にてカレーのリクエストでお世話になりました!美味御馳走様~