調製豆乳と無調製豆乳の違い

大豆からしぼった乳状の液体が豆乳または無調製豆乳と呼ばれ、そこに砂糖などを加えて飲みやすい味や香りにしたものが調製豆乳です。

JAS規格によって決められている定義

豆乳の種類は日本農林規格(JAS規格)によって定義・区分されています。

豆乳の種類 定義 原材料 大豆固形分
豆乳(無調製豆乳) 大豆から熱水等によりタンパク質その他成分を溶出させ、繊維質を除去して得られた乳状の飲料 大豆以外のものを使用していない 8%以上
調製豆乳 豆乳(無調製豆乳)に糖類や食塩などの調味料を加えた飲料 大豆、食用植物油脂、砂糖・食塩などの調味料 6%以上

無調製豆乳と調製豆乳の使い分け

飲みやすい飲料としての調製豆乳

調製豆乳は無調製豆乳に比べ、調味料などが加わって飲料として飲みやすい状態になっています。一方、無調製豆乳の中でも大豆独特の青臭さやえぐみが軽減され飲みやすくなっている商品もあります。

お菓子づくりや料理には両方可

お菓子づくりや料理に加える豆乳は、基本的に調製豆乳でも無調製豆乳でも問題がありません。大豆の香りを生かす、豆乳らしい味を出したいものには無調製豆乳を、大豆独特の香りが苦手な場合には調製豆乳をと好みで使い分けることができます。無調整豆乳は加熱により分離しやすいため、豆乳鍋やスープにはあえて調整豆乳をという使い方もあります。

湯葉を作る、手作り豆腐を作るなど、大豆以外のものが使用されていない無調整豆乳だからこそできる料理については、調製豆乳では代用ができないため注意します。

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参考:農林水産省 JAS規格一覧「豆乳類の日本農林規格」