離乳食後期(生後9ヶ月〜11ヶ月)の進め方

生後9ヶ月頃から離乳食は1日3回にし、歯ぐきでつぶせる固さのものを与えます。鉄分が不足しやすいため、赤身の魚や肉、レバーを取り入れるなど工夫します。

母乳・ミルクの量と回数

離乳食とは別に、母乳は子どもが欲しがるだけ、ミルクは1日に2回程度与えます。

与える食品の種類と量

おかゆ(5倍がゆ)または軟飯、野菜・果物、たんぱく質性食品を組み合わせた食事にします。赤身の魚・青身の魚・牛肉・豚肉・海藻類・各種野菜など、与える食材の種類を徐々に増やしていきます。食事1回あたり、おかゆ・軟飯は80〜90g、野菜は30〜40g、魚・肉は15g、豆腐は45g、卵は全卵1/2個、乳製品は80gを目安に与えます。

5倍がゆの作り方(クックパッドを検索)

軟飯の作り方(クックパッドを検索)

食品のかたさ・大きさ・味つけ

歯ぐきでかめばつぶれる、バナナくらいのかたさを目安にやわらかく煮た食材を、4〜5mm角くらいの大きさにします。薄味を心がけた上で調味料を適宜取り入れ、食品の種類や調理方法が多様となるような食事内容にします。

はちみつは満1歳になってから

はちみつに混入したボツリヌス菌が原因で、乳児ボツリヌス症(※)になることがあります。はちみつは胃腸管の働きがしっかりしてくる1歳すぎまで与えないほうがよいとされています。

※乳児ボツリヌス症 … 生後1週間から12ヶ月の乳児が口からボツリヌス菌を摂取し、ボツリヌス菌が大腸で増殖することにより、筋肉の弛緩性や呼吸器官が麻痺する症状が出る。

参考:厚生労働省 授乳・離乳の支援ガイド「離乳編」