まぁ! のキッチン レシピエール
映画と小説と料理が大好きな「モノ書き、たまに主婦」の気ままなキッチンです。外食の ...

マジックアワー

2010年9月1日 (水)
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9月に入りました。
とはいっても、今日からいきなり涼しくなるわけでは当然なく、8月の猛暑の余韻はしばらく続きそうですね。

今年の夏、本当に厳しかったですね。
バケーションをとったわけでもないのに、手足は真っ黒です…泣
例年より露出の高い服装になってしまったからでしょうか。

そんな中、密かなマイブームがこの夏にありました。
【マジックアワー】のお散歩です。

マジックアワーって、ご存知ですか?
太陽が完全に落ちたあとの仄かな光りが立ちこめる、およそ20分くらいの時間帯のことを、そう呼びます。
よく、夕焼けやら夕暮れの時間帯と混同されがちですが、実はちょっと違います。
「太陽が完全に沈んだあと」というのが、ポイントなんです。

マジックアワーという言葉を初めて知ったのは、映画学校に通っていた頃。
太陽が沈んだあとの、数十分だけ訪れる淡い光りの中で撮影すると、とっても幻想的な画が撮れることから、*マジックアワー*という言葉が生まれたそうです。

(一体どんな映像になるの??と興味の湧いた方は、若き日のリチャード・ギアが出ている『天国の日々』という映画をオススメします。この映画は、全編マジックアワーだけで撮影したという、映画を学ぶ人たちの間では伝説の作品となっています。)

日中、冷房の効いた部屋に閉じこもっている私ですが、家にいても会社にいても、窓を眺めて空を観察し、マジックアワーがくる…となると、外にお散歩に出ます。
その時間帯には暑さも和らぎ、気持ちのよい風なんか吹いていたりして、凝り固まった体をほぐしながら、ぶらぶらと歩きます。

光りが地球からすうっと遠のいていく瞬間をつかまえるべく、いつもよりも感覚は研ぎ澄まされます。
普段はあまり意識することのない昼と夜の境目だけど、毎日観察していると、日々光りの様子って違うんですよね。
本当に幻想的な青に染まる日、
夕焼けの名残を引きずるようなオレンジに染まる日、
モノクロフィルムのように淡いグレーに満たされる日……。

そして、辺りが真っ暗になったところで帰路へ向かいます。
ついさっきまでの仄かな光りはどこへ行ったのだろうと不思議になるくらい、夜はちゃんとやってきて、あたりまえのはずのサイクルなのに特別に感じたり。

写真は、昔住んでいたNYのアパートメントの窓からの光景。
ちょうど映画学校で学んでいた時期だったので、この時間帯の光景は何度もフィルムに収めました。

完全なる余談ですが…
うちのだんなさん、今朝早くにNYへ旅立ちました。
撮影のお仕事があるそうです。
しばらくお家がシーンと静かになりそうです^^

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