40歳。2児の母。オーガニックポータルサイトINYOUライター&料理家。「こだわ ...

10年後になにを話そうか。

2012年9月20日 (木)
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テレビや新聞では報道してくれない、福島の現状を知っていますか?

子供の35%以上、うち女児の半分以上に甲状腺の異常「のう胞」が見つかっていること。要は…、3人に1人です。

「女子小学生の54.1%、女子中学生の55.3%に『のう胞』か『結節(しこり)』発見」 → (リンク)http://fukusima-sokai.blogspot.jp/2012/09/blog-post_929.html

福島の子供の36%に甲状腺の異常が出たというニュース、以前フジテレビでは唯一、伊藤俊也が報道してくれましたね。
同席していた中川翔子さんもブログで思いを綴っています
→「もう見て見ぬふりするのに疲れた」中川翔子 オフィシャルブログ
(リンク)http://s.ameblo.jp/nakagawa-shoko/entry-11351975691.html


「のう胞」というのは、良性なら水や脂肪や分泌液の溜まった袋のようなものだけれど、悪性のう胞や悪性の結節(しこり)であれば、ガンに発達する初期の腫瘍になる。
子供は細胞分裂が活発なので、甲状腺にガンができると早いスピードで全身に転移するケースが多い。
早期に発見して切っちゃえばいいと思うかもしれないけど、強力な抗ガン剤に小さな子供の体が絶えられる?
そして切ったその日から毎日ホルモン剤を飲まなければならない。
(体から甲状腺がなくなってしまうわけだから。)
一生検査しつづけなければならない。


福島だけじゃないことは分かっています。
地図帳の県の境目から向こうは「何にも起こらない」なんてことはないからです。

先日、町田に住む友達が2歳の娘さんの甲状腺のエコー検査をしに行ったら、のう胞(しこり)が数個見つかった。
あと、白血球の数も多くなっていると言われたそう。
去年、外で遊んでいた時に大量の鼻血を2回出している。

その1ヶ月前、国分寺に住んでいる友達が4歳の娘さんの甲状腺の検査をしに行ったら、あきらかに肉眼で見えるほどの5〜6個の「のう胞」が見つかった。
「子供の甲状腺の異常というのはめったにないことだし、今までそういう症例を知らないので、驚いている。」と医師に言われたとメールしてきた。

チェルノブイリでは甲状腺ガンに関する統計データがまちまちで・・って言われるのは、その前に、体調不良や心不全で亡くなってしまう子供たちのほうが多かったからだとしたら?
と考えてしまう…。

友人は2人とも、給食はお弁当を持たせ、牛乳は飲ませていなかったし、きのこや魚にもじゅうぶん注意していたのに。
いずれも爆発当時、東京に住んでいました。


福島の原発で爆発が起きた時に、大量のヨウ素が東日本を覆いました。
福島・宮城だけでなく、関東全域の人が大量のヨウ素をくらった。
あの日、東京でも空間線量は2マイクロあった。
だけど、みんな普通に会社に行き、電車に乗り、幼稚園に行き、校庭であそんでいた。

知ってる人だけ学校から子供を呼び戻して新幹線に乗って逃げた。
部屋の目張りをした。
換気扇を止めた。
窓を閉めた。

なぜ、市民を逃がさなかった?
なぜ、正確に知らせようとしなかった?


その後も日本は「安全です。安全です。」を繰り返すばかり。
チェルノブイリで「食べて応援」などしたでしょうか?
ウクライナの先生たちは、「牛乳を飲まない子は、東日本の生産者を思わない子だ」などと言っただろうか。

みんな見て見ぬふりをしてるんでしょうか。
今、見ぬふりをしていても、何にもならないんです。
今、子供の目をしっかり見て。

微量でもリスクのある食べ物を摂取しつづけたチェルノブイリの子供たちが、10年後にどんな異常を起こしたか。
ウクライナでは同時、1年たっても2年たっても何も起こらなかったので、人々は安心していました。
「なんだ、何も起こらなかったじゃないか」と。
ところが、5年後ぐらいから体調の異変を訴える人々が急増し、突然死や流産が増え、10年後に甲状腺の異常はピークに達しました。
国はパニックになりました。


武田邦彦さんか誰かが言ってなかったっけ。
「この放射能のリスクは、毎日タバコを3本吸うのとほぼ同じ。
『なんだたいしたことない』と思うかもしれないけど、妊婦も幼稚園児も赤ちゃんも、同じタバコを毎日3本吸うということ。」
量は同じでもそのリスクはとてつもない。

「自分の子供のことばかり、生産者のことを考えろ!」って言う人いるけど、福島の母親も、東京の母親も、バンコクの母親も、沖縄の母親も、ニューヨークの母親も、パレスチナの母親も、ただ、自分の子供を守りたいだけ。
自分の食べたものから肉や骨や脳を作り、自分の細胞の一部を分かち合って生まれてきたその子供を、ただ守りたい。
それだけですよ。
命を「不幸の度合」で比べられないでしょ。


その子が10年後に病気で苦しんだら、その時、私は何と言うか。
「何となく知ってたけど、牛乳ゴクゴク飲ませてたし、きのこもジャンクフードも食べさせてた。」なんて言えるだろうか私は。

こったものなんか必要ない。
塩おにぎりでも、豆腐の味噌汁でもいい。
できるだけ手作りして、しっかりよくかんで、楽しくって、おっかさんの味と覚えてもらえるものを作ろうと思っている。
私は。

母の仕事とは、「命を守る仕事」だと思う。

ベルラド研究所 ウラジーミル・バベンコ氏
「台所で過ごす時間を増やしてください。いつもより支度に時間がかかるとしても、それで放射能を有意義に減らし、あなたと子供を救うことができるのです。」

手抜きでも料理苦手でも、台所に立つたびに子供の笑顔が増える。
コンビニスイーツより、デパ地下のお総菜コーナーより、塩おにぎりひとつに安心が詰まってる。

母の願いはただひとつ、変わらぬ子供の笑顔と元気です。

さて、今日もごはんを作りましょ。



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【追記】
「チェルノブイリのかけはし」野呂美加さんFBより。
「拡散願います。
福島の子供たちの甲状腺異常の数字が異常であることを書いています。
読めば医師でなくても危機的状況がわかります。
この医師がつぶされないために急いで。」
松崎医師の嘆願書(PDFファイルダウンロード。)→ 1am.sakura.ne.jp/Nuclear/kou131Matsuzaki-opinion.pdf

いま、福島の子どもたちに甲状腺の異常が36%も出ています。
チェルノブイリでは1%もいかなかったのに、福島では36%です。
普通に考えてもチェルノブイリの36倍です。
異常です。
テレビや新聞では何にも報道してくれません。
福島のこどもたちに育つ権利を。守られる権利を。避難する権利を。
守ってあげられるのは政府でも自治体でもなく、「親」です。

子供にサインが出ています。
鼻血、下痢、のど痛、だるさ、甲状腺異常。
いじめ問題と似てる。
逃れられないことが分かっているから、親には言い出せない。
いじめているのはテプコくん。
でも、いじめられているのに気づかない親もいる。
子供からは言い出せないんです。
「避難したい」なんて。

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