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「分とく山」野崎洋光さんのおにぎり

2014年7月25日 (金)
先日「おにぎり」について、野崎洋光さんにお話を伺うべく、
東京南麻布の『分とく山』さんに行ってきました!

『分とく山』で〆に供される土鍋ごはん。
最後、食べきれない分はおにぎりとして持たせてくれる。
実はこのおにぎりこそ、この店の隠れた人気メニューなのだ。
何か特別な秘密があるに違いない。

さて、どこからお話を伺おうか考えを巡らす。
ところが野崎さん、開口一番、

「おにぎりは、にぎってはいけないのです」

えっ? おにぎりをにぎってはいけないって・・・

「まぁ、これを食べてごらんなさい」

よどみない所作で塩にぎりをつくる野崎さん。
カウンター越しに手渡されたおにぎりを、そのまま頬張る。
うぅ、口の中でホロホロとほどける米粒。
今まで体験したことのない優しさ。

「おにぎりは粒と粒が接着する程度に形を整えるようににぎる。ギュッと力をこめてにぎると米粒がつぶれてしまうのですね。米粒と米粒が互いにくっつく程度の力加減で良いのです」

「にぎってはいけない」とは、こういうことだったのですね!
このホロホロ感は、野崎さん曰く「口福感」だそう。
本当に口の中が幸せいっぱいになりました。
ごちそうさまでした!

野崎さんへの取材の様子は動画で公開中です。
https://www.youtube.com/watch?v=scjgUEiXwno

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