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「まるごと・ザ・カレー」に想う

2015年10月17日 (土)
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こんな記事を見かけた。

http://www.asahi.com/articles/ASHB9512THB9UTFL007.html

■漫画「クッキングパパ」作者・うえやまとちさん

 見てください、このボリューム。豚バラ肉かたまり、ニンジン、ジャガイモ、タマネギが丸ごとゴロゴロ。これが「クッキングパパ」第3話に登場する「まるごと・ザ・カレー」です。「(食べるには)フォークとナイフがいるぞ」と書かれています。

 作者のうえやまとちさんに「読者の反応が最も大きかった料理は?」とたずねると、このカレーを挙げてくれました。若いカップルから届いた「このカレーを食べるため、ナイフとフォークを買いました」というお便りは、いまでもよく覚えているそうです。

 漫画の方向性を決めたのもこのカレー。「特別じゃなくて、庶民の料理でいいんだ。これがないと作れないという料理じゃダメなんだ」と。

 カレーこそ、庶民の料理の代表。うえやまさんは東京に住んでいた若いころ、よく作りました。「カレーを豪華に見せるには?」と、思いついたのが、この一品。具材は普通のカレーと変わりません。

 ところで、漫画はどうやって生まれるのでしょう。

 「まずは料理を考え、それから、ストーリーをつくっていく。料理はすぐ思いつくことも、締め切りぎりぎりのこともあります」

 料理の試作は絶対に欠かせません。福岡県にある仕事場のキッチンで料理は生まれます。たくさんのフライパンや中華鍋、数々のスパイス……。料理研究家のキッチン並みの品ぞろえです。

 このカレーの作り方のコツはとにかく、よく煮込むこと。「最低でも4、5時間は煮込んでください。ただ、ジャガイモとタマネギは溶けるので、火が通ったらいったん取り出して」とうえやまさん。せっかくの「丸ごと」、煮崩れ要注意です。カレー粉をベースに、ケチャップやヨーグルトなど好きな調味料を入れ、味を調整します。カレールーを使っても結構です。

 記事の撮影当日。キッチンで、鍋の中をじっと見つめ、何回も何回も味見をしていました。単行本に「料理って楽しいんですよ——!!」で始まる巻頭言を書くうえやまさん。料理に対するひたむきさを見た思いがしました。

【作ってみたら】

 まるごと・ザ・カレーの完成まで4時間余り。もちろん、鍋につきっきりだったわけではありませんが、久しぶりに「料理をしたな」という満足感を味わいました。

 せっかくの「まるごと」なので、本文にもあるように、ジャガイモとタマネギの扱いにはご注意を。ジャガイモは男爵よりくずれにくいメークイーンのほうがいいでしょう。

 調味料は冷蔵庫を開けて、ワイン、しょうゆ、ソース、それに缶詰のカットトマトを入れました。カレー粉は大さじ1杯ずつ入れて、味をみて調整しましょう。カレールーを使わないので、スープカレーにちかい感じですが、ご飯や野菜とのなじみはいいですね。

 さて、試食。カレーにナイフとフォークを添えたのは初めて。よく煮込んだバラ肉にも野菜にもすーっとナイフが入っていきます。最初は「全部食べられるかな」と思いましたが、あっという間に完食。ニンジンがあまり好きでない次男がニンジンをぺろっと食べたのは笑えました。(構成・浅野真)

■材料と作り方

《4人前》タマネギ5個、ニンジン4本、ジャガイモ(メークイン)4個、セロリ1本、ピーマン2個、豚バラ肉かたまり(1人前100グラム以上)4切れ、カレー粉適量、コンソメのもと1個

①タマネギ1個、セロリ、ピーマンはそれぞれみじん切りにする。

②厚手の鍋にバター適量を入れ、①と豚バラ肉、皮をむいたタマネギ、ニンジン、ジャガイモを丸ごと入れて軽く炒める。

③②の鍋にお湯約1800cc、コンソメのもとを入れて煮込む。ジャガイモとタマネギは30分以上煮て火が通ったら、いったん取り出す。

④鍋の中のみじん切りにした野菜がとろけてきたら、好みの調味料を加える。弱火で3時間ほど煮込む。

⑤カレー粉適量、塩、コショウ各少々を加えて煮込む。30分ほどしたら、ジャガイモとタマネギを戻し入れ、さらに30分ほど煮込む。

⑥皿にごはんを盛り、ニンジン、ジャガイモ、タマネギ、肉を丸ごとのせ、カレーをかける。

*好みの調味料はソース、ヨーグルト、しょうゆ、牛乳、生クリーム、ケチャップ、ワイン、湯むきしたトマト、すりおろしたリンゴなど。

     ◇

 うえやま・とち 1954年、福岡市生まれ。料理漫画「クッキングパパ」は85年5月に「週刊モーニング」で連載がスタート。今年5月に連載30周年を迎えた。単行本の最新刊は133巻。福岡県福津市在住。

(引用ここまで)



この記事を読んで、何だかとても懐かしく思った。クッキングパパは昔、まだだいぶ若い頃に単行本を買い揃えて読んでいた時代があったし(まだ20世紀でした)、このメニューは親戚が実家に遊びに来た時に、実際に当時実家にあった料理人用の鉄の大鍋を使って作って振舞ったことがあり。そのときは、あまりに美味しくできたので、一口食べて我ながら驚いたことだった。レシピと鍋の力のおかげだけれど。親戚ウケがよかったのはいうまでもないことで。それにしても、その後のこの作品の方向性を決めるほどの存在感を放つレシピだったとは!

クッキングパパ。今ではクックパッドのサイト内で読むだけになってしまったが、いまだにこれだけ人気があるのは凄いことだなと。

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