捨てるものを使ってお掃除してみよう!

夏休みの自由研究のテーマはもう決まりましたか?普段、お料理をしているとき、野菜の皮や卵の殻がどうしていますか?実は、いつも捨てていたものがお掃除に使えるんです!どんなものが使えるのか調べて、実際にお掃除してみましょう!

みなさんは、お料理をしたあとの、野菜の皮や卵の殻はいつもどうしていますか?そのまま捨てている人が多いと思います。でも、実は、この捨てるはずだった野菜の皮や卵の殻がお掃除に大活躍するんです! いつもより家にいる時間の長い夏休み。お掃除でおうちの人の手伝いをかねて、自由研究をするのはいかがでしょう?どんなものが、お掃除に活用できるのか紹介していきます。

野菜や果物の皮を捨てる前に!

レモンの皮

レモンの皮には「クエン酸」が含まれていて、油汚れを溶かしてくれるはたらきがあります。唐揚げなどにしぼったレモンの皮が残っていたら、シンクやガスレンジをこすってみましょう。きれいになるだけでなく、爽やかな香りがして気持ちいいですよ。レモンだけでなく、オレンジやグレープフルーツの皮でもOK。

ジャガイモの皮

ジャガイモには、「サポニン」という成分が含まれていて、これは洗剤のようなはたらきをします。ジャガイモの皮の切り口で、お風呂場などの鏡をふくと、石けんなどでくもった鏡がピカピカに!また、皮と水を水筒ややかんなどに入れてふると、がんこな茶しぶもスッキリ落ちるようです。

その他にも料理のあとに活用できるものがたくさん!

大根おろしのしぼり汁

大根には、「ジアスターゼ」という成分が含まれていて、食べると胃腸のはたらきを助けるのですが、洗浄・漂白作用もあるそうです。大根おろしを作ると、水分が出過ぎてしまうことがありますよね。この汁を汚れた障子に塗ると、白くきれいになるそうです。また、窓やガラスをふくとピカピカになりますよ。

卵の殻

卵の殻は「炭酸カルシウム」という成分でできています。この炭酸カルシウムは、「研磨剤」の代わりとして掃除に使えるんです。細かく砕いて、水筒やコップに水と一緒に入れて、手でフタをして振ると、スポンジで届かなかった内側の部分もピカピカに。また、油汚れのひどいコンロなどに、卵の殻を砕いたものをまいて、スポンジでこするとベトベトの汚れもスッキリ落ちます。

おいしいティータイムのあとにもお掃除

茶殻

緑茶のちょっと苦い味(渋み)は、「カテキン」という成分によるもの。このカテキンには、消臭・抗菌効果があると言われています。乾燥させた茶殻を消臭剤としてもいいですが、おすすめは掃き掃除のときに使うこと。玄関などのほこりの多いところに、乾燥させた茶殻をまいてからほうきではけば、ほこりが舞い上がらず、消臭効果でスッキリきれいに。

コーヒーの出がらし

コーヒー豆からコーヒーをいれると出がらしが残りますが、これには強い脱臭作用があるのだそう。コーヒーの出がらしの水分を切って、部屋においておくだけでイヤなにおいを取ってくれます。また、乾燥させたものを布袋などに入れて、靴箱や冷蔵庫などに置いておきましょう。

その他にも、調べてみるとお掃除に使えるアイテムがいろいろあるかもしれませんよ。自分でチャレンジするのも面白そうですね。場合によっては、野菜の汁などで色がついてしまうことなどもあるので、白い壁などではなく、キッチンのシンクをこすってきれいなるかチェックしてみるのがオススメです。

捨てるはずだったものが、再利用できるなんてとってもエコですね。おいしく食べたあとは、キレイにお掃除。夏休みの自由研究だけではなく、普段からこころがけていきたいですね。

クックパッド編集部