
賢く&おいしく デキる!冷凍保存術

冷凍生活アドバイザー 西川 剛史 さん
冷凍食品会社での商品開発などの経験を生かし、活動中。2015年10月には、日本で初めての冷凍食品セレクトショップ「ベフロティ」をオープン。著書に「もっとおいしくなる超・冷凍術」(洋泉社)。
冷凍のキホン
冷凍保存は、食材の状態をキープするものなので、新鮮な食材を手に入れて新鮮なうちに冷凍することが「おいしい冷凍保存」の第一歩です!

冷凍庫内はとても乾燥しています。
食材のみずみずしさを保つためには、
保存袋に入れてしっかり空気を抜くことが重要です!

冷凍に時間がかかると、食材の水分が氷の粒子になって細胞を破壊し食味がダウンします。短時間で冷凍できるよう、食材のサイズを揃えて平らにしましょう!

え?!冷凍してもいいの? 意外な冷凍活用レシピ

材料(3~4人分)
- 玉ねぎ … 中3個(約700g)
- オリーブオイル … 大さじ1
- 塩 … 小さじ1/2
- 水 … 600ml
- 固形コンソメ … 1~2個
- ドライパセリ … 少々
作り方
- 玉ねぎは粗みじん切りにして冷凍用保存袋に入れ、平らにして冷凍しておく。
- フライパンにオリーブオイルを強火で熱し、1の玉ねぎを適当な大きさに割って凍ったまま加え、塩をふって約10分炒める。水気が少なくなってきたら中火にし、薄く色づくまで炒める。
- 水気がほぼなくなったら焦げないよう手早く混ぜて(分量の水を準備しておき、焦げそうになったらすぐ水を加えると良い)、飴色になったら水とコンソメを加える。煮立ったら弱火にして約5分煮る。器に盛り、パセリをふる。


材料(3〜4人分)
- 絹ごし豆腐 … 1丁(300g)
- サラダ油 … 少々
- 温かいごはん … 2人分
- 炒り卵、ゆでた絹さやの細切りなど … 適量
- A しょうがのみじん切り … 15g
- A 味噌(あれば赤系)、砂糖 … 各大さじ1
- A しょうゆ、みりん、酒 … 各小さじ2
作り方
- 豆腐は水気を切って8等分に切り、冷凍用保存袋に入れて冷凍しておく。
- ボウルに1を袋ごと入れて流水に約30分さらすか、ぬるま湯に約10分つけて解凍する。豆腐を出して水気をぎゅっと絞り、ボウルに入れて手でバラバラにほぐす。
- フライパンにサラダ油を熱し、2を炒める。水気が飛んだら混ぜたAを加え、味噌の香りが立つまで炒め合わせる。弁当箱にごはんを盛って豆腐そぼろ、炒り卵、絹さやをのせる。

冷凍のギモン
- トマトやきのこは、冷凍することでうまみがアップします!
また、イカは冷凍すると繊維が崩れてやわらかくなり、
ピーマンはえぐみが和らぐので、子どもにも食べやすくなリますよ。

- かいわれ大根などスプラウト系の野菜や、レタス、ルッコラなどは水分が出てしまうのでおいしくありません。
また、マヨネーズは、水と油が分離してしまうため冷凍には不向きです。

- 野菜は凍ったまま高温で加熱調理がおすすめです。
肉や魚は氷水解凍がベストですが、
時間がないときは流水にさらすとよいでしょう。
ただし、水温が高いとドリップが出やすくなるので注意してください。

- —18℃の冷凍庫の中では細菌は活動できないので、食材が腐ることはありませんが、1ヵ月以内を目安に使い切ることをおすすめします!

「もっと大きな冷凍室が欲しい!」の声にお応えして大容量フリーザーを搭載。透明ケースで食材を見やすく収納でき、食材の出し入れがスムーズに。あなたの冷凍生活をサポートします!
AQR-VT32F(N)
冷凍王子西川剛史さんのおすすめポイント!

AQUA FREEzing+の最大の特長は、大容量の冷凍室。スペースが小さいとすぐパンパンになって「あの食材はどこだっけ?」とゴソゴソ探したり、扉の開け閉めが多くなったりと室内温度が上がってしまう要因に・・。そんなお悩みは大容量で難なく解決。しかも、2段に分かれて各室に収納スライドケースがついているから使い勝手抜群!必要なほうだけ開ければいいので温度変化も少なく安心です。スライドケースには、よく使う冷凍ご飯や使いかけのおかずなどを仕分けしておくと、ササっと取り出せて便利ですよ。

冷凍しておいしさを保つには、新鮮なうちにすばやく冷凍するのがいちばん!冷凍に時間がかかると、食材の水分が大きな粒子となって細胞を壊し、味が落ちてしまいます。AQUA FREEzing+には、重量アルミ製『フリージング・ボード』が標準装備されているので、ボードの上に食材をおくことですばやい冷凍が可能!このボードは取り外せるから、どちらの冷凍室でも使えて便利。さらに急速冷凍モードを併用すれば、より早く冷凍できます。新鮮なうちに、すばやく冷凍して、おいしさをキープしましょう!

週末を中心に自炊しているシングル層、節約しながら栄養バランスを考えるファミリー層、健康に気をつけて食材を選ぶシニア層など、暮らしのスタイルや年代によって、購入する食材の種類や量が変わってきます。冷蔵室にある『セレクトルーム』は、その変化に柔軟に対応。チルド(0℃)、冷蔵(約4℃)、野菜(~8℃)に切り替えられるので、肉や魚などの生鮮食品が多いときはチルド室に、かさばる葉野菜などが多いときは野菜室にするとよいでしょう。ちなみに僕は今、野菜室として使っています!