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報恩講の煮物

だしがじんわりとしみ、薄味で素材それぞれの味わいが引き立つおいしさ
報恩講の煮物
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コツ・ポイント

【昆布と干ししいたけのだし汁の作り方】
[材料(作りやすい分量)]
昆布…15×7cm程度
干ししいたけ…2~3枚
水…5カップ
1.干ししいたけはひたひたの水(分量外)に10分ほど浸し、かさの裏がやわらかくなったら流水でそっと汚れを落とす。
2.昆布はかたく絞った布巾などで表面を軽くふく。
3.鍋に分量の水、1、2を入れ、2時間ほどおいたあとに弱火にかける。鍋肌がふつふつとし
てきたら火を止めてこす。

【報恩講の煮物で、見返りを求めずに与え合う喜びを知りましょう】
浄土真宗の年中行事の中で最も大きなものは親鸞聖人の命日の法要である「報恩講」です。私が住職を務める緑泉寺の報恩講でふるまう料理の一つに、野菜の煮物があります。煮物の内容は決まっていて、必ず、しいたけ、ごぼう、厚揚げが入ります。これは、迫害に遭われた親鸞聖人が、越後へ島流しにされた際の旅装束を模したもので、しいたけは傘、ごぼうは杖、そして厚揚げは草履をそれぞれ表しています。親鸞聖人のご苦労を思い、その教えをいただけたご恩に感謝していただきます。そして、自分が他人に与えられるものはなんなのかを考えましょう。

掲載情報
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