【福建素菜由来】正宗建長汁(けんちん汁)

【福建素菜由来】正宗建長汁(けんちん汁)の画像

Description

江戸時代初期に中国より伝来した福建素菜=普茶料理に基く幻の古式精進料理。是ぞ家常菜の原点?!後で葛切を入れると更に激旨!

材料 (5人分)

大4枚
2本相当量
6個
中1/4本
中2本
中1/2本
胡麻油
大匙5
1丁
90cc
大1枚
昆布だしの素
適量
甜面醤
小匙1/2
中国醤油(又は溜り醤油)
適量
七味唐辛子
適量

作り方

  1. 1

    だし用に、干し椎茸をぬるま湯で戻す。戻し汁は使うので、捨てないように。

  2. 2

    油麩は、棒状ならば一口大に、球状ならば半分に切る。

  3. 3

    里芋の皮を剥き適宜に切る。他の根菜類は銀杏切りに。牛蒡は皮ごと笹がきにして水に晒す。干し椎茸は水を軽く絞って細かく刻む。

  4. 4

    写真

    鍋に胡麻油を引き、豆腐を崩しながら、水気の無いそぼろ状になるまで、弱火で焦がさぬ様じっくり炒める。修行僧の心持で頑張れ!

  5. 5

    鍋に③の具材を全て加え、更に中火で7分ほど良く炒める。

  6. 6

    老酒を加えて更に炒めアルコールを飛ばしたら、干し椎茸の戻し汁を具材が浸る位の量入れ、蒟蒻と昆布だしを加える。

  7. 7

    煮立って来たら隠し味に甜面醤を加え、具が軟らかくなるまで煮込む。

  8. 8

    最後に油麩を加え、それを混ぜ沈めてひと煮立ちさせる。

  9. 9

    仕上げに醤油を廻し入れて完成。一晩寝かせてから弱火で温め直すと、味が馴染んで更に美味!!

  10. 10

    生の三つ葉(または香菜)を椀に適量入れ、熱々のけんちん汁を注ぐ。お好みで、七味唐辛子をたっぷり掛けて頂きます♪

コツ・ポイント

豆腐を炒める作業は大変ですが、これは「修行」にあたる工程。本格志向の貴方なら、根性で頑張りましょう!(笑) 里芋はやや大き目の方が、満腹感を味わえて良いです。隠し味の甜面醤と老酒がコクの決め手。苦労して仕込んだ料理は、感動も又ひとしおです!

このレシピの生い立ち

江戸時代初期、中国福建省より鎌倉の建長寺に「修行僧料理」として伝来した、当時の幻のレシピを、我が家の伝承と史料および調査考証に基き、時空を超えて完全再現。日本人も中国人も共に大絶賛!珠玉の逸品です。 味付は味見をしながらお好みで調節を。
レシピID : 1434471 公開日 : 11/05/10 更新日 : 22/10/14

つくれぽ みんなのつくりましたフォトレポート