宝蔵院流槍術 狸汁の画像

Description

宝蔵院流槍術は、奈良が発祥の武道です。興福寺子院・宝蔵院の僧・胤栄が約450年前に十文字鎌槍の操法を創始し、現在に伝えられています。胤栄より歴代、正月の稽古始に伝習者へ「狸汁」を供することが伝統行事として伝えられていました。

材料 (4人分)

1/2本
1/2本
1/2本
1枚
白味噌・赤味噌
ごま油
醤油

作り方

  1. 1

    昆布・カツオで出汁を取る。

  2. 2

    写真

    コンニャクは一口大に手でちぎり、湯がく。

  3. 3

    ゴボウは皮をむき、乱切りにし、水に晒す

  4. 4

    写真

    サトイモ(小芋)の皮をむく。大根、ニンジンは皮をむき、一口大乱切り。うすあげは、1㎝くらいの短冊切り

  5. 5

    写真

    鍋を熱く熱し、ゴマ油を引く。②のコンニャクを入れ、チリチリ・キュッキュッと音が鳴るくらいに炒め、醤油を垂らす。

  6. 6

    写真

    ⑤に③のゴボウ、④の大根、ニンジン、サトイモ(小芋)を加え、ざっくり炒める。

  7. 7

    写真

    ⑥に、①の出汁をかぶる程度加え、④のうすあげを入れ、煮る。

  8. 8

    煮上がると、赤・白味噌ほぼ同量で味付け。一煮立ちで火を止める。

  9. 9

    椀に盛りつけ、好みで七味又は山椒を振っていただく。

コツ・ポイント

宝蔵院「狸汁」は、三代頃までは実際の狸肉を使用していましたが、寺院内であるため歯ごたえが似ているところから、蒟蒻(こんにゃく)を狸肉に見たてた精進料理へと変化しました。

このレシピの生い立ち

宝蔵院流槍術は、奈良市中央武道場を中心に約80名の伝習者によって稽古を続けております。そして宝蔵院「狸汁」を、平成15年の稽古始に初めて復元し「狸汁会(たぬきじるえ)」として復活いたしました。この日は伝統に則り伝習者に供すとともに、多くの稽古始見学者の方々にも味わっていただきました。今後も宝蔵院の伝統行事として毎正月に開催する予定です。
レシピID : 143903 公開日 : 04/05/18 更新日 : 04/05/23

つくれぽ みんなのつくりましたフォトレポート

1 (1人)
初れぽ
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m_gu_m_gu
たぬき鍋なるものが本当にあるのか知りたくて作りました。

美味しそうです。お味はいかがでしたか。