宝蔵院流槍術 狸汁
Description
宝蔵院流槍術は、奈良が発祥の武道です。興福寺子院・宝蔵院の僧・胤栄が約450年前に十文字鎌槍の操法を創始し、現在に伝えられています。胤栄より歴代、正月の稽古始に伝習者へ「狸汁」を供することが伝統行事として伝えられていました。
材料
(4人分)
作り方
コツ・ポイント
宝蔵院「狸汁」は、三代頃までは実際の狸肉を使用していましたが、寺院内であるため歯ごたえが似ているところから、蒟蒻(こんにゃく)を狸肉に見たてた精進料理へと変化しました。
このレシピの生い立ち
宝蔵院流槍術は、奈良市中央武道場を中心に約80名の伝習者によって稽古を続けております。そして宝蔵院「狸汁」を、平成15年の稽古始に初めて復元し「狸汁会(たぬきじるえ)」として復活いたしました。この日は伝統に則り伝習者に供すとともに、多くの稽古始見学者の方々にも味わっていただきました。今後も宝蔵院の伝統行事として毎正月に開催する予定です。