ふっくらつやつや　栗の渋皮煮

栗はなるべく大粒のものを選び、大き目のボールに入れて熱湯をたっぷり注ぐ。30分以上漬けて鬼皮をやわらかくする。

栗むき用の栗くり坊主を使い、座と呼ばれるザラザラした部分の境目に浅い角度で刃を当て、先端に向かって鬼皮に切れ目を入れる。

※この時に渋皮を傷つけないように注意します。傷をつけてしまうと煮ている途中に崩れます。

残った座の部分を専用栗くり坊主ではがすようにむく。（この部分はしっかりはりついているので丁寧に）

鍋に栗を入れてかぶる程度の水を入れ、重曹を大さじ１加える。

火にかけて沸騰したら、栗が踊らないよう弱火にする。赤茶色の灰汁がたくさん出るので、すくいながら弱火で15分程煮る。

栗を傷めないように注意しながら黒い筋を取り除く。処理の終わったものから水につけていく。

※水の中で、指の腹でなでるように筋を掃います。
一本太い筋が実に埋まっている部分は楊枝などを使うととりやすいです。

栗を鍋に丁寧に戻し、再度6～8の作業をくり返す。
一つ栗を食べてみて、まだ渋いようであれば更にもう一度くり返す。

火にかけ、軽く沸騰したらすぐに火を弱めて10分程度煮る。
完全に冷めるまでクッキングシートで落としぶたをして常温に置く。

栗が沈んでいるのを確認し、砂糖150gを加えて、と13と同様に煮る。冷めるまで常温に置く。

もう一度砂糖150ｇを加えて13と同様に煮る。（砂糖がここで全量入る）冷めるまで常温に置く。

シロップに栗を戻し、クッキングシートをかぶせて半日置けば完成。ふっくらつややかな渋皮煮の完成です。

※最終的なシロップの量は、栗がぎりぎりかぶる程度の量を目安にしています。