自家製ミカンの缶詰風
作り方
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シロップを作る。砂糖と水を混ぜたら、火にかけて沸騰させる。砂糖が綺麗に溶けたら火から下ろして冷ます。好みでレモン汁追加。
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鍋はアルカリ性に強いホーローやステンレス製を使う。アルミ鍋は変色する。ホーロー鍋の場合、傷防止にナイロン製お玉も用意。
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★重曹について
薄皮の厚みで量を調整。自宅みかんは皮が厚いので、初回は大さじ1から。市販品は薄いので小さじ1から。
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4
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蜜柑の皮をむき、一房ずつに分けておく。薄皮の状態が悪い物、水気がなく繊維っぽい房はここで外しておくと仕上げが楽で綺麗。
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5
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可能なら使うミカンの大きさはある程度揃えておく。Sと3L程サイズが違うと、薄皮の厚みも差が出てきそうなので。
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◆煮方について
みかんを入れてからの火加減はこれ位。沸騰すると困るので、出来るだけ弱くする。
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沸騰したお湯に重曹と蜜柑を入れて、まず4~5分を目安にして弱火で煮る。みかんを入れた後は絶対に沸騰させない。
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5分経過。薄皮が膨らんだ物や、透き通った物が出てきた所。1~2個引き上げて剥けるか試せる頃合い。試す時は一応火を止める。
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物足りなければ、さらに1〜2分煮る。透き通った薄皮が増えてきた。鍋から長く離れない事。
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筋以外が透き通ってきたら引き上げ時。タイミングに個体差が出るので、煮えたものから順次引き上げる。今回は5分で終了。
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端が破けるようなら、そろそろ煮崩れも出る兆候。洗う時にバラバラになりやすくなる確率が上がるので、速やかに引き上げる。
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◆補足
薄皮が厚いミカンは10分近く煮てやっと皮が溶けるが、長時間の加熱は弱火でも沸騰しやすく、煮崩れもしやすい。
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8分位煮ても薄皮がうまく剥けない時は、重曹が足りてないと思う。煮過ぎると崩れるので、火を止めて5分以上放置する。
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すでに重曹を大さじ1入れているなら、湯の温度が低い可能性もある。沸騰させれば4~5分でも、ぬるいと7分になる。
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ボウルや桶に溜めた冷水にとって5~10分冷やし、優しく皮をむく。流水で冷やそうとすると身が崩れる程脆いので、丁寧に。
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どうも水にとってすぐ剥こうとすると身が崩れやすくなるようで、しっかり芯まで冷やしてからの方が良いと思う。
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ちなみにミカンがぬるっとする位に皮が溶けると、作業効率がいい。剥きにくいと倍以上時間がかかる。
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一度煮た後の湯で次のみかんも煮る事が出来る。煮詰まり過ぎていたら水を足せば大丈夫。大量に煮る時は、湯と重曹も増量する。
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保存容器に入れて、シロップを注いで冷蔵庫で数時間冷やす。味が染みれば完成。
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このシロップ漬けで作れるみかんゼリー。 ID:4863985
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コツ・ポイント
時間はあくまで目安。重曹が大さじ1だと、小さじ1で8分以上かかるみかんも5〜6分で皮がとろとろ。小さじ2は7〜8分?のようにかなり差が出る。砂糖を減らすなら分量の35%位がおすすめ。
このレシピの生い立ち
23/11/21 写真を大部分差し替え。併せて記述も調整。