よもぎのデコロールケーキ*特選

このよもぎロールにはデコロールの飾り付けをするため作りたいよもぎの紋様を書き写すかコピーしておく

その上に底面が見えるオーブンシートを敷いておく（今回はクッキングペーパーではなくはがしやすいオーブンシートを使用）

紋様柄を描くときにずれないようにそれぞれをテーブルにセロテープで貼って固定しておく

ボウルに常温で置いておいたバター15gを入れて泡立て器で崩し混ぜ、ねっとりのクリーム状にする（バターのレンジ加熱は厳禁）

そこに粉糖15gを加え力を入れて混ぜ、全体が白くなるまで続ける

お箸でくずした卵白15gを少量づつ加えながらかきまぜ器でなめらかになるまでしっかり混ぜる

これを絞り器（透明フィルムなどの手作りでも良い）の中に入れる。今回は白１色だけなので食用色素不要

今回使用したのはアイシング用の直径1㎜のもの。これだと細かい線まで描ける

あせらず時間をかけて丁寧に描く。オーブンシートなら縮まず細かい凹凸の面にとどまる（クッキングシートは縮む事がある）

今回使用するにはこちらの乾燥よもぎ粉『手作り和菓子工房 よもぎ粉』

よもぎ粉はそのまま使用できません。（粉のまま使うとスポンジ焼成中に生地の水分を吸って固くなるため）

製品説明書では『お湯で戻し茶こしで濾して残った繊維を使う』とあるが、粉の大半が流れ出てしまうので次の方法で行う

時間をおくとペースト状態になる。この方法だと粉をムダにせず7g全てをスポンジに練り込ませることが可能（ペースト冷蔵厳禁）

ここからロールケーキのいつもの手順

バター10g、蜂蜜10g、牛乳20gを合わせ、レンジで30秒加熱して溶かしておく

卵白120ｇにきび糖又は素焚糖45ｇを3回に分けて入れツノが立つまでメレンゲしておく。高速回転7分後、低速1分～1分半

このあたりでオーブン180度14分の余熱をスタートさせておく。

卵黄65ｇにきび糖又は素焚糖（以下きび糖で表示）30ｇを加え、湯せんしながら泡立てる

ここに＜21＞の卵白メレンゲボウルの１/３を入れて、さっくりと混ぜたあと、

＜20>の薄力粉ボウルの粉を再度ふるい器で入れながら、さっくりと混ぜる

次に＜21＞の卵白メレンゲボウルの残り全部を加え、こちらもムラがなくなるまで、さっくりと混ぜる

今度は元のボウルに再び戻し、手際よく全体をまぜる

冷凍庫の中のデコ描きオーブンシートinバッドを取出し、生地をそっと流し込んで表面をならしオーブンで180度14分焼く

焼きあがったら、縮をふせぐために高いところから落とし、

はがした面と底面両方ともに乾燥防止のためにラップを密着させて時間をおき、粗熱をとる

その間、乾燥よもぎ粉５ｇを20ccの水につけておく

これを指でつまみデコのよもぎ色の部分のアクセント色づけとして絞りながらポンポンと叩いていく（残りは後で使う）

焦げ目のある面はデザートナイフなどを使って除いておく（うまくいけば、ラップとともにはがれる）

缶詰の＜大納言ゆでずき＞は２缶使用するが、一缶はクリームに混ぜ込み、一缶は粒をつぶさずケーキに包み込む

＜大納言ゆであずき90ｇ２缶＞ともに軽くほぐしておく（この缶詰に和三盆が入っている）

氷のはった二重ボウルのなかに入れて、これにきび糖16gと、＜35＞の水戻しのよもぎの余りを全て入れる

泡立て器で9分立てまで一気に泡立てる。

ゆであずきの一缶を入れよく混ぜる。豆が柔らかいのですぐに馴染む

＜大納言よもぎクリーム＞を約２/３の面にしきつめ、手前を少し高く盛っておく

手前から1/３あたりにもう一缶のあずき缶をしきつめたあと、

上からクリームを重ねて巻き込みの際に大納言がずれないようにしておく

これを冷蔵庫で数時間、出来れば一晩寝かせすことで、なかのクリームをしっかり安定させる

表面を指でつついたときに固さを感じるほどに冷えたら冷蔵庫から取り出し、ラップをはがす

せっかくのデコロール、両端を少し切り取った後は、そのままお皿に盛るのはいかがでしょう。

βカロテンやビタミンKや食物繊維を豊富に含むよもぎ粉を余すことなくロールケーキにたくさん入れ込むことが出来て、

よもぎの香りと大納言のこっくりした甘さがお口のなかに広がる美味しさ

ミネラル豊富なきび糖や素焚糖を使うことで旨みがプラスされています。