ゆる湯種法×中種法の準強力粉フォカッチャ

ゆる湯種法×中種法の準強力粉フォカッチャの画像

Description

準強力粉×タンジョン(ゆる湯種)法×中種法(長時間低温発酵)のフォカッチャ
2021.9.12:工程写真追加・追記あり。

材料 (粉量250g分(今回は底面が約22cm角の焼型))

タンジョン(中国風ゆる湯種)
砂糖
5g
塩(天然塩)
5g
中種(100%中種法)あ、タンジョン分が差し引かれるから正しくは90%かな?(^_^;)
105g
インスタントドライイースト
0.5g
(あれば)モルトパウダー
0.5g
本捏ね時
オリーブオイル
15ml〜30ml
焼成前
オリーブオイル
適量
(岩塩、ハーブなどお好みで)
適量
今回(写真)はタンジョン分の粉を粗挽きライ麦粉で作ってみました。

作り方

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    ざっくりした生地作りの工程。
    ★前日①:タンジョンを作る
    ★前日②:中種を作る
    ★①②を冷蔵庫へ。

    ★当日:本捏ね

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    では、スタート。→

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    写真

    【前日①】タンジョンの材料。写真は、
    左上:粗挽きライ麦粉、右上:水、左下:ヒマラヤのピンク岩塩粉末、右下:三温糖。

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    写真

    【前日①】小鍋にタンジョンの材料を入れる。

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    写真

    【前日①】ゴムベラで軽く混ぜ、粉類のだまが無いようにしておく。

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    写真

    【前日①】ゴムベラで混ぜながら火にかけ、約65℃まで加熱してタンジョン(ゆる湯種)を作る

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    ←ホワイトソースやカスタードクリームのようなクリーム状につながっているが、沸騰はしていない状態で止める。

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    ←量が少ないので火の通りが早く、大体1〜2分でこの状態になる。

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    ←加熱しすぎると、澱粉が完全に糊化し、更には水分がどんどん蒸発して団子状態になっていくので注意。

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    写真

    【前日①】保存容器に移して密着ラップをし、粗熱が取れたら、冷蔵庫で寝かす

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    写真

    【前日②】中種の材料。
    上:準強力粉、左下:水、中央下:モルトパウダー、右下:インスタントドライイースト。

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    写真

    【前日②】中種の材料の内、水以外をボウルに入れる。

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    写真

    【前日②】粉類をざっと混ぜてから、水を加え、捏ねる。
    写真は、カードで混ぜて水分をざっくり全体に行き渡らせているところ。

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    写真

    【前日②】あらかた、水分が全体に行き渡ったら(写真)、手で捏ねていく。水分量が少ないので、やや力が必要。

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    写真

    【前日②】写真:手で捏ねているところ。
    ※注:冬場など、必要に応じて水の温度を調節する。

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    写真

    【前日②】ひとまとまりになるまで捏ねる。

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    写真

    【前日②】大きめの保存容器に入れて冷蔵発酵へ。
    ※注:冬場など、必要に応じて冷蔵発酵前に温かい場所に置いて発酵を促す。

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    【前日②】冷蔵発酵の時間は8〜12時間くらい。

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    【当日・前準備】タンジョンと中種を室温に戻しておく。

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    『本捏ね』:私はニーダーを取り付けたクイジナートのハンドミキサーで捏ねてます。

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    写真

    【当日】タンジョンをボウルに移し、中種の1/4〜1/3を細かくちぎって加える。

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    写真

    あらかじめ、ゴムベラでざっと混ぜ合わせ、タンジョンと中種(1/4〜1/3)を絡める。

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    写真

    ニーダーで捏ねていく。
    一旦、ぐっちゃんぐっちゃんになります。

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    ※コツ※
    ちぎった中種にニーダーがうまく引っかかって捏ねられるように小刻みにハンドミキサーを動かすといいかも。

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    写真

    タンジョンと中種の固さが著しく異なるので、なかなか混ざらないけど、根気よく均一になるまで混ぜる(捏ねる)。

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    写真

    タンジョンと中種(1/4〜1/3量)が均一に混ざった状態。

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    写真

    残りの中種を加えてグルテン形成されるまで捏ねる。

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    写真

    ※コツ※
    残りの中種を加えたら、ニーダーに引っかかりやすいように、ゴムベラなどでざっくり混ぜてから、ニーダーで捏ねる。

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    写真

    グルテン形成ができたら、オリーブオイルを加え、再びグルテン形成されるように捏ね上げる。写真は、オイル投入後、捏ね上がり。

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    ←オリーブオイルの量は、私は、30mlだと重く感じ、カロリーも気になるところなので、少なめ(半分の15ml)にしてます。

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    写真

    【一次発酵】へ。写真は一次発酵前、容器に入れたところ。

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    写真

    一次発酵後。
    2〜3倍に膨らむ。

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    写真

    フィンガーテスト

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    写真

    打ち粉(分量外)をした台に生地を取り出す。

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    ガス抜き(パンチ)、丸め直しをして、ベンチタイムを取る。

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    写真

    ←今回は、台に生地を取り出した後、ガスを抜きながらなんとなく長方形に伸ばして三つ折り、90度回転させ伸ばして三つ折り。

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    写真

    ベンチタイム後、ガス抜きをして、麺棒か手のひらで型の大きさより少し小さめに伸ばし、オーブンペーパーを敷いた型に入れる。

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    写真

    適量のオリーブオイルを塗り、【最終発酵】。

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    写真

    指でくぼみを作り、好みで、岩塩、ハーブなどのトッピングをする。

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    ←今回はパニーニ風に具材を挟んで食べやすいように、薄めに伸ばし、くぼみも多めにしてみた。
    厚焼きヴァージョンも良し。

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    220℃に予熱したオーブンに入れ、190℃に下げて約20〜30分、焼成。

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    写真

    焼き上がったら、型から取り出し、オーブンペーパーを外して網に乗せ、冷ます。

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    ←オーブンペーパーを外さないと、パンの下に水蒸気が溜まってパンがふやけるため。

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    写真

    冷めたら、好みの大きさにカットする。

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    2021.9.5:工程写真等を追加・追記しました。
    でも、ほとんど忘れてたので、また今度追加します。(^_^;)

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    2021.9.11:工程写真等を追加、追記しました。

  47. 47

    2021.9.12:工程写真等を追加、追記しました。

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    写真

    ※アレンジ※
    生地に入れるオリーブオイルを5mlにして、カンパーニュ風に焼き上げるとこんな感じ。

コツ・ポイント

総加水率72%(タンジョン作成時の蒸発分を無視した状態で)です。
数日間ふんわりしていてとても美味しいのですが、製パン性(作業性)は良くはなく(^_^;)、ややべたつく生地のため、成形時は適宜打ち粉(分量外)をしてください。

このレシピの生い立ち

『タンジョン(『湯種』の中国語読み)』というゆるい湯種を加えるパンの製法を最近知り、この『タンジョン』と中種法を合わせて、フォカッチャを作ってみました。
参考レシピはアトリエ沙羅さんのレシピID : 2851811 です。
レシピID : 6920704 公開日 : 21/08/28 更新日 : 21/09/13

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