昔ながらの糠床の作り方の画像

Description

無農薬の生糠で作る、昔ながらの、ちゃんと糠の香りのする糠床。

材料

生糠
1kg
天然塩
糠の13〜15%
3L〜6L程度の入れもの
ひとつ
【入れた方が美味しくなる物】
昆布5cm
3枚
唐辛子
2本
【お好みで】
少々
8g
1個
煮干し
5本
【捨て漬けに使えるもの】
キャベツ
カブ
大根
人参、その他季節の野菜クズ
【入れるとフルーティになる】
林檎の皮
柿の皮
梨の皮
みかんの皮(陳皮なら入れっぱなし)
【向かない物】
粉々になる物
ネバネバした物
風味の強い物(大蒜、生姜は好みで)

作り方

  1. 1

    写真

    生糠は、必ずザルで篩にかける。(精米機から出た糠には、砕けた米や籾殻等のゴミが混ざっている)

  2. 2

    写真

    これだけの余計な物が入っている。これを糠床に入れないようにする。雑味やカビの原因となる。

  3. 3

    写真

    ゴミを取り除いたサラサラの糠を使用する。

  4. 4

    生糠は酸化しやすいので、精米したての物が良い。その日に使えない時は密閉して冷蔵庫に入れ、なるべく早く使う事!

  5. 5

    写真

    塩はミネラルの入った良い物を使う。塩が決め手なので、ケチらないように。今回、こちらを使います。

  6. 6

    写真

    海洋深層水(軟水)、ミネラルウォーターを使用する。水道水なら1日汲み置きしたものか、沸かして冷ました物を使うと良い。

  7. 7

    写真

    糠に塩を入れて、綺麗な手で混ぜる。手で混ぜる事が重要。

  8. 8

    写真

    水を少しずつ足しながら握り混ぜ、味噌より少し固いくらいにする。糠によって保水具合が違うので、分量の水を全部使わなくて良い

  9. 9

    糠によって味が違うので、必ず味見をして、足りなければ塩を足す。ちょっと、しょっぱいな、くらいがちょうど良い。

  10. 10

    写真

    消毒した清潔なタッパや桶に、平にならし入れる。

  11. 11

    写真

    昆布、唐辛子、山椒を刺し入れたら、上に糠を被せて完全に埋める。

  12. 12

    周りに付いた糠を、キッチンペーパーで綺麗に拭き取り蓋をして、ひと晩もしくは1日休ませる。

  13. 13

    写真

    翌日、捨て漬け野菜を用意する。
    今回は、キャベツと柿の皮を使用。カブや人参の皮など季節の野菜クズで良い。

  14. 14

    写真

    こちらは、100均の2.6Lのタッパで仕込んだ物。いっぱいいっぱいになるので、混ぜ難い。5L位が良い。

  15. 15

    糠床は、野菜を替えながら毎日、底からしっかり混ぜて、上から押し空気を抜いて蓋をする。桶の周りに付いた糠は必ず拭き取る事

  16. 16

    発酵が始まると熱とガスが出て倍以上に膨らむ。膨らんだらすぐ混ぜると、酸味が出ない。糠床の温度を下げるように持っていく

  17. 17

    野菜から水分が出て発酵が始まった所で、出汁になる乾物(帆立の貝柱、椎茸、鰹節等)を加えていくと、より味が出て発酵も進む

  18. 18

    2週間目くらいから、こなれてくるので、味を見ながら自分なりに調整していくと良い。

  19. 19

    果物の皮を入れるとフルーティに、山椒、南蛮、生姜など入れるとキリッとした味に、なんとなくとぼけた味なら鉄分を加える

  20. 20

    写真

    糠床から水分が出て、びしゃびしゃになって来たら水分を抜く為に水取り器を入れる。鋳鉄だと鉄分も入るが、材質は好みで。

  21. 21

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    糠床に鉄分を入れると味に締まりが出て、野菜の色も鮮やかになる。鉄の味に敏感な人は様子見ながら入れると良い。

コツ・ポイント

塩は多少高くてもミネラルの入っている物を使う。13%だと甘めになる。生糠が手に入らない場合は、いりぬかでも良いが風味は落ちる。入れ物は、しっかり蓋の閉まる物を使う事。小さな漬け物桶がいいが、そのまま冷蔵庫に入れたいならタッパが便利。

このレシピの生い立ち

昔ながらの、ちゃんと糠の香りのする糠漬けが食べたい。数十年ぶりに糠床を作る気になり、好みの糠床にしました。最初はシンプル。どんどん変化させて行くのが醍醐味です。
レシピID : 7347144 公開日 : 22/11/12 更新日 : 22/11/12

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山椒を入れるとどんな味になるのか楽しみです!
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