1.
マーマレードは果皮を食しますので国産の無農薬柑橘類を使用してください。ワックスについては重視しなくても大丈夫です。
2.
国産のワックスは食品添加物として許可された成分で出来ています。また、作業行程中に取り除かれてしまいますので心配ないです。
3.
皮を刻みます。特に決まりはありませんが、長さを揃えると出来上がりが美しいです。刻んだ端からたっぷりの水につけてください。
4.
果実は房袋(薄皮)から出して 種を丁寧に取り除きます。苦みが気にならないなら袋から出さず種を取り粗く刻んでも大丈夫です。
5.
果皮と果実を合わせて計り砂糖の分量(60~70%)を決めますが果実には糖分があるので仕上げに味を確認して調整します。
6.
刻んだ皮は水を換えながら洗いザルで水を切ります。繊維が壊れるので絞りません。たっぷりの湯で4~5分煮たら茹でこぼします。
7.
茹でこぼした皮はよく洗い たっぷりの水でしばらく晒します。一部食べてみて 皮がまだ苦い場合は再度茹でこぼしてください。
8.
2~3回茹でこぼしても苦味が強い場合は水量が少ないかもしれません。苦い水でいくら茹でたり晒しても苦味は抜けていきません。
9.
適度に苦味が抜けたら厚手の鍋に果皮と被るくらいの水を加え軟らかくなるまで煮て下さい。
10.
冷めると果皮は硬くなるので指で潰れるくらいまで軟らかく煮るのがコツです。計量したグラニュー糖の1/3量と果実を加えます。
11.
途中水を足しながら 常にヒタヒタの水分で煮ます。4~5分煮たら残りのグラニュー糖を2~3回に分けて加え 更に煮て下さい。
12.
一度に砂糖を加えると果皮が硬くなります。ゆっくり浸透させたいので面倒でも砂糖は2~3回に分けて加えて下さい。
13.
砂糖を加えると焦げ付きやすいので火加減に気を付けて全体に透明感が出るまで煮てください。混ぜ過ぎも煮崩れるので注意です。
14.
クエン酸またはレモン汁を加えたら火力を強めてジャムの温度を上げてください。弱火でゆっくり煮たのではジャムは固まりません。
15.
疲労回復や動脈硬化の予防に良いとされるクエン酸は薬局で手に入ります。お料理にもお掃除にも使える優れ物です。使用は極少量!
16.
ゼリー状のとろみは果実に含まれるペクチンの働きによるものです。そのペクチンが固まるには一定の糖分と酸と熱が必要です。
17.
なので、糖分を控えると温度も上がらず糖度も満たないのでペクチンは固まらず水っぽい仕上がりになってしまいます。
18.
冷めるとジャムは硬くなるので 少し緩めのところで火を止めます。保存瓶に移して完成♡保存は冷蔵庫で2週間位です。
19.
たくさん作って長期保存(1ヶ月~1年)する場合は脱気・殺菌(ID:2549778)処理を行って下さい。
20.
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21.
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23.
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