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ガチョウの丸焼き
by Pomodoro
ドイツでは、聖マーティンの日やクリスマスに食べるごちそうメニュー。皮はパリッ、肉はしっとりで、めちゃうまです。日本で挑戦しようという方はあまりいないと思うので、ドイツに住む日本人の方々に参考にしてもらえれば。
コツ、ポイント
ガチョウはとても脂っぽいのが特徴で、低温でゆっくり焼いて脂肪を溶かすのがコツ。高温で焼くと、皮はパリッとしてもその下に残った脂肪がベトベトし、なのに肉はパサつく、という状態になってしまいます。背中を上にすると乾きやすいので、必ず胸を上にして焼きます。もっと低い温度で焼くレシピもあるのでトライしてからアップするつもりです。付け合わせの紫キャベツとクヌーデル(じゃがいも団子)のレシピも近日アップ予定。
材料
(4人分)
ガチョウ
1羽(4~5キロ)
りんご
3~4個(日本サイズ);5~6個(ドイツサイズ)
生のハーブ(タイムやローズマリー、マジョラムなどお好みのもの1種)
適宜
つまようじ
5~6本
しょうゆ
適宜
レモン
1~2個
このレシピの生い立ち
ごちそうになってばかりいたガチョウの丸焼きに、今回は自分で初挑戦。インターネットで見つけたドイツ語のレシピがオリジナルです。
1.
ガチョウは寝かせた方がおいしいので、新鮮なもの(冷凍の場合は戻したもの)を、腹から内臓と脂肪を取り出した状態で2日ほど低温の場所に置いておく。その際、肉から出た水分が落ちるよう、網にのせてください。
2.
オーブンを150℃に熱する。ガチョウをよく洗い、水気を拭き取る。外側と腹の中に塩・コショウをする。ややたっぷりめ。
3.
りんごの皮をむき、芯を取って8つ割りにして、ハーブと混ぜてガチョウの腹に詰める。穴をつまようじで止め、タコ糸をつまようじにジグザグにかけてきっちり穴を閉じる。手羽と脚を胴にぴったりつけてタコ糸でしばる。
4.
オーブンの下段にお湯を張った天板を入れる。お湯の量は適当(2カップ程度?)。ガチョウは、背中を下、胸を上にして網にのせ、(低めの)中段で焼く。ローストにかかる時間は合計4時間。
5.
2時間たったところで、ガチョウと天板をいったんオーブンから出し、天板にたまった焼き汁(汁と脂肪のミックス)からできるだけ脂肪分を取り除いて、汁をお玉じゃくしですくってガチョウにかける。
6.
ガチョウと天板をオーブンに戻してさらに2時間焼けばできあがり。
7.
天板にたまった焼き汁からできるだけ脂肪分を取り除き、しょうゆ、レモン汁を加えて鍋で煮詰める。片栗粉で軽くとろみをつけてソースにする。
8.
切り分けるとき、ももと手羽を最初に切り取ると簡単。中から取り出したりんご、別に作った紫キャベツの煮物、クヌーデル(じゃがいも団子)を添え、ソースをかけて食べる。
https://cookpad.com/recipe/233592
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