1.
2種類の型を用意します。※高さが同じものを用意してください。
私の場合、高さを揃えるため正方形はアルミ板で自作しました。
2.
型や包丁など、道具はよく水分を拭き取っておきます。水分がチョコにかかると、混ぜる時に成分が分離してしまうことがあります。
3.
板チョコ300gを細かく刻みます。後のチョコの溶け残りを防ぐために、めんどうでも充分に細かくしておきましょう。
4.
生クリーム150gを弱火で、沸騰直前まで熱します。
5.
アツアツの生クリームを、チョコにまんべんなくかけます。その後20秒ほど待つと、溶け残りが出にくくなります。
6.
ゴムべらで全体を混ぜてチョコを溶かします。白と茶色のマーブル模様が消えるまで混ぜてください。
8.
クッキングシートを敷いて、チョコを型に流し込みます。※正しく円周率を計算するために、チョコ上部は平らにならします。
9.
ちなみに、型の内側にクッキングシートをつけてチョコを流すと、後で型から外しやすくなります。
10.
粗熱が取れたら(人肌程度に冷めたら)、ラップをかけて冷蔵庫で2~3時間冷やします。
11.
冷え固まったら、型から外します。ぐねっとしていて難しいです。
型の外側にはみ出ているチョコは、胃袋に収めておきましょう。
12.
ココアパウダーをふりかけます。見た目も美味しそうになります。茶こしを使えばなお良し。
13.
これで生チョコは完成です。円周率がどうでも良くなった人は、このレシピとはここでお別れです。
14.
少し休憩、ティータイム。
余った生クリームを適当に消費しておきましょう。
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16.
★円周率測定手順★
(1)普通に円チョコの面積を計算
(2)円チョコの重さから面積を計算
(1)と(2)で円周率が求まる
17.
(1)まず円形の型の半径を測ります。私の場合、4cmでした。この定規はよく見ると、目盛りが一本足りないですね(^_^;)
18.
(1)円の面積を半径×半径×パイで計算します。半径4cmなので、面積は16×パイ平方cmです。
19.
(2)重さをもとに面積を計算します。まず円チョコの重さを計ります。私の場合、103gでした。
20.
(2)重さから面積を求めるため、チョコ1g当りの面積を調べます。正方形チョコの出番です。
21.
(2)正方形チョコの面積を計算します。そのために、正方形の型の一辺の長さを測ります。私の場合、10cmでした。
22.
(2)正方形チョコの面積を計算します。一辺の長さ×一辺の長さで計算します。私の場合、10×10で100平方cmです。
23.
(2)次に、正方形チョコの重さを計ります。私の場合、ちょうど200gでした。かなりの重さですね。
24.
(2)正方形チョコの面積÷正方形チョコの重さが、チョコ1g当りの面積です。私の場合、100÷200で0.5でした。
25.
(2)「円チョコの重さ」×「チョコ1g当りの面積」で円の面積を計算します。私の場合、103×0.5で51.5平方cmです
26.
カギは全て揃いました。いよいよ円周率を計算します。(1)と(2)は同じ円の面積なので、これらの値はイコールで繋がります。
27.
私の場合、16×パイ≒51.5です。(重さの測定等で多少誤差が出るので、=ではなくて≒で繋がります)
28.
この式から、パイ≒51.5÷16です。これを計算すると、パイ≒3.21875です。
29.
★私の測定結果★
円周率は約3.21875 である。実際の円周率3.14…と近すぎず遠すぎず、程よい距離感になりました。
30.
生チョコ作りの参考:
http://chocolatemania.info/archives/160