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ルムトプフ(季節のフルーツのラム酒漬け)
by おーさかや
ルムトプフ(rumtopf=直訳すればラム酒の壺)はドイツの伝統的な保存食で、クリスマスシーズンのお楽しみです。
コツ、ポイント
果物が浮き上がって来て露出しないように、ラム酒は毎回きっちり果物の1cm上まで注いでください。 どうしても浮き上がって来てしまう場合は、重石などをしてみてください。
材料
■
お好みのフルーツ(↓具体例)
いちご
瓶の容量に合わせて1段に敷き詰められる分量
カシス
瓶の容量に合わせて1段に敷き詰められる分量
チェリー
瓶の容量に合わせて1段に敷き詰められる分量
ブルーベリー
瓶の容量に合わせて1段に敷き詰められる分量
ラズベリー
瓶の容量に合わせて1段に敷き詰められる分量
レッドカラント
瓶の容量に合わせて1段に敷き詰められる分量
洋梨など
瓶の容量に合わせて1段に敷き詰められる分量
グラニュー糖
使用するフルーツと同じくらい
ラム酒(ダークラム54%以上のもの)
フルーツより常に1cm上になるように
このレシピの生い立ち
世界の料理を調べていて、ドイツのクリスマス料理に使われているルムトプフがすごく美味しそうだったので挑戦してみました。
1.
ルムトプフはドイツ北部発祥の保存食です。ドイツ北部とデンマークの国境にあるフレンスブルクは18世紀にカリブ海⇒
2.
小アンティル諸島(当時はデンマーク領)とのラム酒貿易で栄えて、ここからヨーロッパ上にラム酒が広がっていったわけです。
3.
寒い所なので冬場は新鮮な果物とかは望むべくもないので、考え出されたクリスマスシーズンのごちそうなんでしょう。
4.
ルムトプフの基本的なルールは旬の果物に砂糖をまぶして、春の苺から1~2週置きに適当にラム酒に漬けていくというもの。
5.
使用するフルーツの種類も割と自由なんですが、何故か柑橘類とりんごを入れるのはNGなんだそうです。(入れてる人もいますが)
6.
使用するラム酒も定番レシピでは54%以上のものと決められています。
7.
が、日本で売られているラム酒は40%のものが多いので注意が必要です。生の果物を使うのでやはり度数は高い方がいいかも。
8.
我が家ではマイヤーズラム(40%)とロンリコ151(75.5%)をブレンドして使っています。
9.
1週目は4月の苺からスタート。ここは定番なので外せない。果物と同量のグラニュー糖をまぶして30分以上置きます。
10.
その後、瓶の底にそっと苺を入れて、ラム酒を静かに注ぎます。果物が露出しないように1cm上まできっちり注いでください。
11.
この状態できっちり蓋をして冷暗所で保存。
12.
2週目からはお好みのフルーツで。 我が家はブルーベリーにしました。
13.
3週目、チェリー。 種とヘタは取り除きます。
14.
4週目パイナップル。(邪道かも?) 大きめのフルーツはカットしてから入れます。
15.
5週目干しアンズ。 本来は生のフルーツが王道ですが、ドライフルーツを入れる家庭も結構あるようです。
16.
6週目レッドカラント。西日本ではなかなか生では手に入らない貴重な一品。
17.
こんな感じでどんどん旬の果物を追加していき、8月もしくは10月頃(梨を入れる場合)で瓶がいっぱいになるように調整します。
18.
2週間から3ヶ月の熟成期間を経て、第1アドベンド(クリスマスの4週前の日曜日)に開封します。
19.
この瓶を開けるのは一家のおとうさんの仕事(おたのしみ?)だそうです。
20.
開封した後、ラム酒の方は男性陣に振舞われ、中のフルーツはシュートレンやパウンドケーキなどに使われます。
21.
パンケーキやクレープ、アイスクリームにのせても美味しいです。
https://cookpad.com/recipe/3256815
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