この辺りでは、3月に入ると色々な家からくぎ煮を炊く香りがしてきます。皆さん自分達で食べるだけでなく、知り合いに差し上げるためにたくさん炊くのですよ。私もあの香りがたまらなく好きで、毎年その香りがし始めると「春」を感じます。
コツ、ポイント
いかなごは本当に小さい魚なので、煮込んでいる際は絶対に箸で触ったりなどしないこと。形がくずれてだまになってしまいます。
炊いている間は決してそばから離れず、時々落し蓋をめくって、煮汁の量をチェックすることを忘れずに。
1.
いかなごをざっと素早く洗い、ざるに上げてしっかりと水気を切る。土生姜は皮付きのまま千切りにする。
2.
大きめの厚鍋に★をすべて入れて強火にかける。沸騰して泡が出てきたら、いかなごを何度にも分けて入れる。
3.
数箇所穴を開けたアルミ箔の落し蓋をして、吹きこぼれたりしない程度の強火で一気に炊き上げる。
4.
汁気がなくなりかけたら弱火にし、時々鍋をゆすって煮汁を全体にからめていく。
5.
ざるにあけて煮汁を切り、うちわでさっとあおいで素早く冷ます。
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