1.
■材料について
今回は水分が超多いので、一応銘柄紹介。カメリアか業務スーパーの強力粉を使用。扱いやすい粉を推奨。
2.
ドライフルーツは湯につけた後、水気を切っておく。
3.
夏は20度弱、他の季節は人肌に牛乳を温める。
※寒い時の生地の休ませ方は27参照。
4.
材料を全部混ぜる。生地が緩いので、ゴムベラで混ぜる。20分休ませる。
5.
この時、一部分だけかき混ぜてとろみをつけてから全体に混ぜてもいいが、効果がどれほどかは定かではない。動画で見たテク。
6.
ゴムベラで外側から生地を持ち上げ、ねじりながら真ん中に落とすようにしてパンチ。これを4周位。
7.
終わったら20分休ませる。生地温度が発酵に適した24度程度あるか確認する。
8.
7の工程と同じ要領で、パンチを2~4周入れる。終わったら30度で15~20分休ませる。夏は室温で15~20分。
9.
もう一度7と同じ要領でパンチを1~2周位入れる。終わったら油を塗った容器に入れ、冷蔵庫で一晩発酵。
10.
発酵が早いので、今回はパンチ後の発酵時間は取らない。冷蔵発酵についての詳細→ID:5559985
11.
翌日。2倍以上に膨らんでいるか確認し、冷蔵庫から出した生地の表面にたっぷり手粉を振る。作業台にも振る。
12.
容器を逆さにして台に落とした生地を温める。ベンチタイム30度20分。夏は室温でいい。
13.
広げた生地の真ん中に具を半分載せ、生地の下側1/3を折りたたむ。この時、生地の接地面を持ってびよんと伸ばすように。
15.
折り曲げた上に残りの具を載せ、上側1/3の生地を折りたたむ。綴じ目をしっかり綴じた後、生地を綴じ目が下になるように置く。
16.
包丁やスケッパーで6等分にして二次発酵。25~30度で35~40分。生地が2倍になるまで。夏は室温。
17.
夏は予熱待ちも発酵時間として計算して、合計50分程度の発酵。しっかり膨らんだ生地を焼くイメージ。
18.
畝を作って形を維持したまま発酵したいなら、パンマットがあると楽。くっつかないように打ち粉を振って載せる。
19.
発酵後に260度以上で予熱。二段焼きの機種なら、上下段に天板を入れて一緒に予熱しておく。
20.
予熱が終わったらクープを入れる。水や油を塗った刃をやや斜めに傾け、一気に切る。緩い生地なので、斜め一本で十分。
21.
予熱が終わった下段の天板「だけ」出して生地を載せ、オーブンに戻す。上段の天板はそのままパンが焼けるまで入れっぱなし。
22.
もちろん一枚に生地が乗り切らない時は、上段の天板にも生地を載せる。出し入れ回数が増えるので、やけどに注意。
23.
260度5分(機能があればスチーム有りで)、その後200度に下げる。合計15~18分焼く。
24.
うっかり260度10分焼いたなど、高温時間が長くなった場合は、温度を下げる時に180度位にして焼くと良い。
25.
牛乳が多い配合なので、色付きはとても速い。焼きすぎに注意。もし焼減率を測るなら、15~17%位あれば大丈夫。
26.
断面図。皮は焼きたては少し硬め。中は柔らかくもちもちする。油っ気に乏しいので、焼いた翌々日辺りは結構水分が抜ける。
27.
■室温が低い時期
生地を休ませる時とベンチタイムは必ず保温する。コップ一杯程度の熱い湯と一緒にオーブンに入れておく。
28.
休ませる時間に生地を冷やさず保温出来ればいいので、保温場所は発泡スチロール箱の中でも湯を張ったボウルを重ねるでもいい。