世界の家庭料理を旅しよう!世界中の食卓で料理をつくる人 (COOK) と食べる人 (HIKER) をマッチングするWebサービス、KitchHikeの世界各国の食卓を巡る連載。今回はインド出身、料理の名門CIA出身の凄腕料理人ガヤトリさんに本場の南インド家庭料理「パニールココナッツカレー」の作り方を教えていただきました。
世界の家庭料理を旅しよう!世界中の食卓で料理をつくる人 (COOK) と食べる人 (HIKER) をマッチングするWebサービス、KitchHikeです! 旅先や日本に住んでいる外国人の食卓を訪ねて、世界中の家庭料理を取材してきた模様を臨場感たっぷりにお届けいたします。
こんにちは!日本にいながら世界中の料理を楽しめるKitchHike。 前回に引き続き、インド出身、料理の名門CIA出身の凄腕料理人ガヤトリさんに南インドの家庭料理「パニールココナッツカレー」の作り方を教えていただきました。
今回ガヤトリさんが作ってくれたのは、南インドのカレー。私たちが「本場のインドカレー」と聞いて思い出す、こってりしたパンチのあるカレーは、じつは北インドのもので、同じカレーでも北と南では全然違うのだとガヤトリさんは言います。
「南インドの料理は、野菜やココナッツを多く使うの。それに、北よりも暑いから長時間煮込んだりする料理は少なくて、短時間で作るものが多いのよ」ガヤトリさん。
今回教わった「パニールココナッツカレー」も代表的な南インドのカレー。ちなみに、「パニール」とは、水牛のミルクを使ったチーズのこと。これは、カッテージチーズでも代用可能なので、ご心配なく!
主な材料は、たくさんのトマトとココナッツミルク。それを聞いたときは「トマトとココナッツミルク? それって……合うのかなあ」と思ってしまいましたが、食べたら目から鱗が落ちるほどのおいしさ!しかも調理時間は、およそ10分という脅威の短時間!本格的なカレーでこの調理時間、驚きです!
こんなに手早く作れるなら、気軽に日々の料理にも取り入れられそうなパニールココナッツカレー。ぜひお試しください!
パニールココナッツカレーの材料 | |
パニール (カッテージチーズで代用可) | 200g |
玉ねぎの角切り | 小さめのもの1個分 |
トマトの角切り | 2個分 |
にんにくのみじん切り | 2片分 |
青唐辛子 (大きめの乱切り) | 1個 |
しょうがのすりおろし | 小さじ1 |
黒こしょう (ホール) | 2~3粒 |
★ターメリックパウダー | 小さじ1/4 |
★レッドチリパウダー | 小さじ1 |
★黒こしょうパウダー | 小さじ1/2 |
★コリアンダーパウダー | 小さじ1/2 |
塩 | 少々 |
ココナッツクリーム | 1/2カップ |
水 | 1/2カップ |
サラダ油 | 小さじ2 |
パクチー (飾り用) | お好みで |
ご飯または、ロティ (インドのパンの一種。全粒粉を使用した無発酵の生地で作られたクレープ状のもの) | お好みの量 |
1. 鍋にお湯を沸かし、パニール (カッテージチーズ) を入れて5分ゆでる。あら熱が取れたら2㎝角に切り、指で軽くつぶして、ボウルなどに入れてラップをしておく。
2. フライパンにサラダ油を熱し、みじん切りにしたにんにく、黒こしょう (ホール) と玉ねぎ、塩を加えて中火で2分炒める。しょうがのすりおろし、青唐辛子と★印のスパイスを加えてよく混ぜ合わせ、さらに2分炒めてからトマトの角切りを入れる。
3. トマトが煮くずれたら、1のチーズとココナッツミルク、水を加えて混ぜ合わせる。味をみて、塩で整える。
4. 混ぜ合わせながら5分炒めたら、出来上がり。お皿に盛り、パクチーをのせて、ご飯やロティといっしょにいただく。