困ったときの一品に便利な冷奴。夏になると登場回数も増え、気付けばマンネリ化…ということも多くなりますよね。また冷奴か、と家族をがっかりさせないためにも冷奴アレンジの幅をどんどん広げておきましょう!今回の豆腐百珍シリーズでは、ちょっと変わった冷奴アレンジをご紹介していきます♪
暑くなりキッチンに立つのも嫌になってくる季節になりましたね。前回の豆腐百珍では冷奴が夏におすすめの理由をご紹介しましたが、実際にクックパッドでは夏に向かって「冷奴」の検索数がぐんぐん上昇してきています。パパッと作れて、涼しい気持ちになれる冷奴はこれからますます食卓に並ぶ日が増えてきますよね。
この冷奴、今では日本の食卓の定番ですが、いつごろから食べられるようになったのでしょうか?
江戸時代に出版された豆腐料理本『豆腐百珍』を見ると、この頃には一般的な食べ方になっていたようです。冷奴の名前の由来は、大名行列の先頭で槍や挟み箱を持つ役の「奴」からきているそう。奴が着ていた衣類の紋様(釘抜紋)が四角く切った豆腐に似ていたことから「奴豆腐」と言うようになり、冷やしたものを「冷奴」、温めたものを「湯奴」、煮たものを「煮奴」と呼ぶようになったそうです。
また、豆腐はもともと中国から伝わってきたものですが、中国では火を通して食べるのが一般的です。現在、豆腐はアジアだけでなく欧米などでも「TOFU」と呼ばれ人気がありますが、他の国でも日本の冷奴のようにそのまま食べる料理はあまりないようです。冷奴は日本独自の豆腐料理と言えるかもしれませんね!
しかし、そんな冷奴も定番の食べ方にもそろそろ飽きてきてしまっている方も多いはず。「冷奴」とクックパッドで検索すると5,678品のレシピがヒット(2014.7.2時点)。レシピを見ていくと、いろいろな冷奴のアレンジがいっぱい!今回の豆腐百珍ではちょっと変わった冷奴アレンジをご紹介していきます。
酸味とラー油の辛みがピリッときいた中華風の冷奴。スライサーを使えば簡単に玉ねぎの薄切りが完成します。時間を置いてしっかりと玉ねぎに味を染み込ませるので、冷奴でもごはんの進むおかずになりそうですね。
コチュジャンを入れたタレが韓国風な冷奴はお酒のおつまみにもぴったり。松の実が手に入りくい場合などは、大豆の水煮などを半分に切ってあわせてみるのはいかがでしょう。豪華な盛りつけでおもてなしにも良さそうですね。
オリーブオイルとケチャップだけで、いつもの冷奴がナポリタンに変身。ちょっと豆腐が苦手という子どもも大好きなナポリタン味ならおいしく食べてくれるかもしれませんね。洋食メニューの副菜にもおすすめです。
お気に入りのアレンジは見つかったでしょうか?意外な組み合わせのように見えても、不思議と何でもあってしまうのも冷奴の魅力。みなさんも家にあるもので、オリジナル冷奴に挑戦してみてくださいね♪